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October 17, 2024
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休日に、オーディオ関連の用事だけのために都内に行くことは少ない。片道1時間弱で行けるとしても、天候や面倒さが勝つことが多いからだ。
しかし今年は例年よりオーディオに前向きに取り組んでいるため、​ダイナミックオーディオ​ 第44回マラソン試聴会に足を運んだ。親の介護問題に直面しており、オーディオを息抜きの手段としているのかもしれない。三連休の中日でしかも晴れ、会場は出入り自由、そして場所が神田界隈というのも決め手となった。もし渋谷や新宿、池袋だったら、行く気が失せていただろう。

前回のマラソン試聴会にはいつ参加したのかも覚えてもいない。秋葉原駅前ダイビル時代だったかもしれない。コロナ前なのは確実だから、久々である。店からは毎年お誘いいただいているが、上記の理由から面倒が勝ってしまう。

今回の会場はKANDA SQUAREという新しいイベント/レストラン/オフィスの複合ビルだった。訪れたのは今回が初めてだ。このビル内の多目的ホールがメイン会場となっていた。

マラソン試聴会は2日間に渡り、ホールを含めた3か所でテーマごとに開催された。11時から18時までの2日間、フルに参加しても無料という、ハイエンドオーディオユーザーにとって非常に贅沢な試聴会だ。
もちろん自分もそうしても良かったのだが、特に欲しいものもないし欲しいものを探したいわけでもない昨今、2~3時間聴ければ十分ということで、「SOULNOTEのアナログの世界」と「H.A.L.3を支えたブランドの今」の2つの演題に参加した。

SOULNOTEは(今回のアナログ製品ではなく)マスタークロック X-3 のユーザーであり、製品を高く評価している。また、ケーブルもACもラインも同社製品を多く使っている。最近ではオーディオケーブルに対して贅沢を求めなくなり、SOULNOTE か Fandamental のどちらかがあれば十分だ。

講演テーマが”アナログの世界”だから DS Audio Grand Master EX と新しい光カートリッジ専用フォノイコライザー E-3 が聴きどころだった。ただ正直なところ、残念ながら自分にはまだ光カートリッジの良さを感じ取る感性がないようだ。光カートリッジは古くて超新しい方式だが、味に例えるなら「甘みが感じられない」といった印象を受けた。美味いものはどこか甘いのだ(フォーカスが、ではない)。今回の組み合わせは真夏のビールののど越しのような音。飲めない自分には魅力的ではない。
優れていても惹かれない機器は、ある。
ついで言うと、メインスピーカーの YG acoustics はデモで用いられた最近の製品ではなく15年近く前の Anat Reference Mk3 の頃あたりが、個人的嗜好には最も合っていたナ。当時としての目新しさがあったから印象強いのだと思うが、なにせ自分もAnat以上に古い人間なので。

2FホールのH.A.L.3セッションではデジタル再生が行われ、スピーカーやアンプを次々に切り替えて、異なるサウンドを聴き比べが続いた。ホールは広いため、スピーカーの直接音をしっかりと感じるには、前方の席が最適だと考え前へ。ステージ上にスピーカーがあるため、2列目に席を取ったが、それでもスピーカーから5m以上は離れていたと思う。

製品はどれも非常に高価で、さすがと思わせるものばかりだったが、特に印象に残ったのはWilson AudioのWatt/PuppyとGoldmund(Mimesis Signature + Telos 800)の組み合わせだった。大ホールでも圧倒されない空間表現を持ち、音の定位も非常にきれいだった。スピーカーがSonus faber Stradivari G2から切り替わったため表現が硬質化した印象を一瞬受けたが、これこそが典型的なハイエンド再生ではないかな。私のような歴が長いマニアだと特にそう思うかも。
製品が代替わりしてもその品質はまさに"Gold Standard"だと感じさせる。Wilsonの位相整合や無共振思想が、Goldmundの特徴的な音作りと相まって、かつて多くのオーディオファンが憧れた音がここにも健在だった。その憧れを30年にわたって保ち続ける Goldmund のブランド力は計り知れない。今でも、自分も Goldmund の製品を一つくらい家に持っておきたいと思うもの。

この試聴会の準備、本当に大変だと思う​。ありがたい。


SOULNOTE と H.A.L.3 のデモで、50年前のアルバム曲が重なるという偶然があった。自分も持っていたので少し思い出しながら聴き比べてみようと思う。






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Last updated  October 18, 2024 11:06:09 PM


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