カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
動かないSONY製 TC-900を開腹してみた。 我が家には測定機器もなければ、修理の専門知識もない。必要な部品を取り寄せるあてもない。つまり、テスターだけでどうにかなるような単純な接触不良でもなければ、もうお手上げなのだ。部品の一つでも欠けてしまえば、自分では修理できない。 前置きはこの辺にして、結果から述べると、いろいろ試したがTC-900を動かすことはできなかった。 通電はしているものの、ACケーブルでも乾電池でも動かない。一瞬だけリールが回ったので、おそらくモーター自体も劣化しているのだろう。パーツはぎっしり詰まっていた。さらに分解するのも限界があるし、素人があまりバラすと元に戻せなくなる可能性が高い。 では、修理をプロに依頼するかと言われると、それも気が進まない。オークションサイトにはTC-900の動作品がそこそこの価格で出品されているからだ。他の3号リール対応機でも構わないが、目的は「テープにある自分の声を聴くこと」なので、同じ機種の動作品を買った方が早そうに思う。 それは貴重な経験だけれど、幼い頃の自分の声を聴くためだけに、オークション価格2万円を払うべきか、単純に迷っている。TC-900という古い機器が逃げるわけでもない。しばらく考えよう。
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Last updated
November 5, 2024 08:43:37 PM
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