テーマ:今日の出来事(293591)
カテゴリ:その他
母は整理はできるが、モノが捨てられない人なので、とにかく家の中にモノが多い。戸棚や押し入れには、紙やら服やら物品がぎっしりと詰まっている。箱や袋には中身が書かれているため、何がどこにあるかは一応わかるものの、モノが多すぎてそれらが隠れてしまう。結局、整理できていると思っているのは母だけなのだ。(それよりも、残される者にとっては、捨てられない性格が大きな負担になる。)
今、実家が抱え、そして先送りしている大きな問題のひとつである。 そんな母が反面教師となったか、我が家はまったく逆。捨てられるものはバンバン捨て、売れるものは売ってしまう。 特にコロナ禍でメルカリを始めてからは売却が加速した。オーディオ関連もソフトも雑誌もかなりの数をさばいたことは、ステレオサウンド誌を処分した時に書いたかもしれない。 今回の対象は(残されていた)ハードカバーと文庫本。ステレオサウンド誌と管球王国誌はオーディオルームに置いているが、それ以外の本や雑誌は寝室にある。母の介護施設(介護付き有料老人ホーム)周りの書類を保存する必要があり、そのファイルのために本棚を一段空けたいのである。 もっと若い頃は自称読書家だったが、飛蚊症で小さい文字、というか白い紙の上の文字が読みにくくなり、その後老眼も進んで読書から遠ざかってしまった。飛蚊症での読書のつらさは、実際に経験してみないとなかなか理解しにくいだろう。意外にもちらつきのない電子書籍が解決策となり、最近はもっぱら本は電子書籍で購入している。 何十年も本棚にあった井伏鱒二や武者小路実篤、太宰治、夏目漱石、芥川龍之介などの名作の数々は、もう読むことはないだろう。時代にはまって読んだ村上龍の数十冊も、「13歳のハローワーク」と「走れタカハシ」以外は処分することにした。村上龍さん 当時はご近所だったしね。 それらの値段が総額で約千円というのは寂しいものだ。値段が付かなかったものも処分をお願いした。 本棚にはオーディオ系や音楽系の書籍を除けば、村上春樹、開高健、池波正太郎の本ばかりが残ってしまった。本棚はその人を映す鏡とも言うが、私の本棚を見て、どんな人物に映るのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 7, 2024 05:46:04 PM
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