カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
PhaseTech T-3の音、というか、Sony TA-DA5600ESのフォノイコライザーの能力については、全く問題なかった。2010年発売で、今よりもアナログ重視ではなかった頃の製品だが、たぶん基本設計そのものが(特にプリ部の設計が)よいのだろう。
今回説明書を改めて読み返してみたものの、アナログ再生時の注意点も、回路の特長も何も書いてない。特別売りになる回路構成でもなかったのだと思う。TA-DA5600ESは高級機だがAVアンプであり、アナログが主戦場ではないのだから当然ともいえる。 それでも(少なくともDenon DL-103使用では)MMフォノイコライザーは優秀の部類だと思った。期待通りを裏切らないな、TA-DA5600ES。 ベンツ・マイクロ(BENZ MICRO)のフォノイコライザー PP1/T9を用いた時の感想の一つが過去の日記に書いてあった。PP1/T9は、確かに我が家ではDenon DL-103とベストマッチとは言いにくかったかもしれない。 T-3+TA-DA5600ESフォノは オーディオ的にはPP1/T9同等ではないものの、パワー感はあるし鮮度の低下も感じない。T-3の高効率昇圧というのは効いているのかもしれない。それにこの再生はAE2Sigantureのような小型スピーカーには向いているとも思った。音が力強いから。 T-3を使ってみて、MCトランスは手軽に交換できるし、値段も手ごろだし、はまる人がいるは十分理解できた。オーディオの未知は楽しい。 これで気軽にAE2Sigantureでもアナログが楽しめるようになったのと、TA-DA5600ESの能力の一端がまた確認できたのと、システムからPP1/T9が余ったのは大きい。 なにせRoksan Xerxes 20 plusをダブルアーム化して取り付けたFidelix 0 sideforceは、取り付けただけで満足してしまい、MCカートリッジも買わずに1年以上も放置だから。PP1/T9を組み合わせる手はもちろんある。 PhaseTech T-3の導入は、今後我が家のシステムを色々変えていくきっかけになるかもしれない。さらにその一歩のきっかけがオフ会なのだから、オフ会はやはり何かを進めるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 13, 2024 12:00:21 AM
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