人間気づかないことはある。
月に何回もJR本八幡駅を利用しているのに、JR総武線と東京メトロ新宿線の間の地下通路の一角に小さなレコード屋があることに全く気付かなかった。しかも通路の奥とかわかりずらい場所にあったのではない。通路のほんの右(左)に視線を向ければその店はあったのだ。目的地に向かって歩くので気づかなかったのか。携帯を見ながら歩きしていたのか。それにしても....。昨年末の12/27に店を見つけて、自分自身が驚いたくらいだ。
たたずまいからして、新しい店ではないと思う。店の名は「ワークス」。
https://maps.app.goo.gl/96jjnhYxbXu29dK97
調べたら、気づかなかった一端はわかった。14時00分~19時00分という出勤には遅く帰宅には早い絶妙な開店時間だ。
路面店のCDレコード屋は少なくはないが、横に広いのは見やすい。そして通勤途中に寄るにはちょうどよい広さ。10畳くらいなのかな。昨年書いた北千住のFandango records(ファンダンゴ・レコード)もそうだが、品数が多すぎないのというのは結構ポイント高いと思う。

壁一面のディスプレイは趣味の良さ(というか自分の好みと重なるレコード)が際立つ。レコード店ならレア盤等を飾りたくもなろうが、Donald Fagen / The Nightfly とか Bill Evans Trio / Waltz For Debby とか(別にオリジナル盤等ではない)ド直球すぎて惚れた。
ジャンルはJazz。Pops、Rockが大半で、値段も安いと思った。レコードの並びもあいおうえお順の店は珍しいと思う。盤の趣味もいい。というか自分の好みが多かった。
これは買わないと、という気にさせるし、上記の通り好みが多かったから、次行くためにあえて欲しい数枚を置いてきたくらいだ。なんか今後もジャケ買いしそう。
通勤途中の、この地下通路にあるのは色々な意味ではまずいな。わざわざ遠くの店に行くのは尊いが、"目の前にある"には敵うまい。神店か。
今回求めたのは 山下達郎 / Come Along II。コンピレーション・アルバムでアルバム内の曲は他で聴けないわけではないが、これは曲を小林克也のDJでつないだ変則盤。Come Along はあるので、この機会に揃えたくなった。手元のCome Along は限定生産ピクチャー・ディスクだから、厳密に言えば揃っていないが、そこらへんは気にしない。それよりも鈴木英人によるイラストがとても素敵だ。
盤質もよかったし、ジャケットもそこそこきれい。飾る用になりそうでも 3,000円台はいい買い物だったのではなかろうか。