カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
Pass Laboratories Rushmore はできが悪いと、オーナーとして何度も書いているのだが、謙遜だと思われる方が多く、あまり信じてもらえない。「できが悪い」とは、2005年時点で7,500,000万円ペア税別という超高額品にも関わらず、作りが雑だからだ。安っぽい。デコレーションの御影石も目が荒い。
もちろん購入時に納得の上、の箇所はあるものの、半分くらいは買ってから気づいた。細かいことは気にしていない、実にアメリカンな作り。 2005年といえば、米ドル対円相場は104~120円くらい。今の750万円のスピーカーはもっとピカピカだぞ。 いくつかある「できが悪い」と思う理由の一つが、突板の質感がバラバラなことだ。RushmoreはW458×H1270×D698mmという大型スピーカーで、サイドの面積が大きいからわかりやすい。ステレオサウンド誌148号の製品情報資料によると表面の木材はチェリーらしい。 突板の木目が合っていないのは全然許す。ただ、触った質感が四枚(左右スピーカーの右左面)とも違うのはどういうことだ。ツルツルだったりザラザラだったりしっとりしていたり。塗装の仕方、polish処理の違いなのだろう。 Rushmore購入10年も過ぎた頃、目の細かいやすりをかけて整えようかとも考えたが、さすがに万が一の失敗が怖くなり思いとどまった。だから今は静かに蜜ろうがけをするのみ。 ちなみに長年やっていたら、蜜ろうがけが上手くなった。下の写真は蜜ろうがけ途中だが、ずいぶん綺麗に見えるはず。もっともこれは撮影マジックで、実物よりはるかに木目が美しい。 Rushmore 手がかかってむちゃかわいい。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 23, 2025 12:00:25 AM
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