カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
針圧計を皆使っているのだろうか。
かつて自分の周りは針圧計を使っていない人が少なくなかった。ショップでも使っていない店員が結構いた。トーンアームによっては(例えばスタティック・バランス型トーンアームならば)カウンターウェイトで大体分かったし、耳頼りで、聴感で判断するのが王道だと考えていた人達もいた。それは昔は、ダイヤモンドカンチレバーのような繊細なカートリッジもなかったから可能だったのだな。 今の高額MCカートリッジの針形状やカンチレバーを考えれば、計らないと(心情的にも)針が危うい。 電子針圧計なら0.01gも測定可能だから、測定好きな自分もそうしていた。現在は新品入手が難しい、でも簡便かつ有名なShureの天秤型針圧計から手元にある電子針圧計に買い替えた。中華製だが。 今はメチャメチャ大雑把になって、0.01gという桁数は必要なくなってしまったし、その差を聴き取れもしないが、セッティングの際の参考にはしてはいる。 中華製の型番もわからない針圧計に使われているのは、LR43というボタン電池だった。昨年から電池切れは分かっていたが、家にストックもなく、100均で買えると鷹を括っていた。 ところがいざ必要になるとLR41とLR44はすぐに見つかったものの、100均はおろか、周辺の家電量販店でもLR43が見つけられなかった。LR41とLR44に比べるとLR43はニーズが少ないらしい。 結局、LR43は通販で購入した。届くのに5日かかった。 そんな電子針圧計でAudio Technica AT-ART20とDENON DL-103の針圧を計り直した。ボロンカンチレバーのAT -ART20は以前から割ときちんと計られていたが、DL-103はトーンアームの針圧計目盛りと聴感頼み。2.65gだった。 若かりし頃はダンパーの硬度を考慮して、室温の低い冬場は針圧を重めにしたりしたものだが、そういうことには無頓着になってしまった。今は半地下で高気密の部屋なので、室温差が小さいことはあるけれども。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 9, 2025 11:52:12 PM
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