カテゴリ:音楽
自分はストリーミングサービスにTidalを使っている。
TidalはノルウェーのAspiroが2014年に設立した音楽配信サービスだが、運営の変遷は結構複雑で、ラッパー/プロデューサーのJay-Zが買収、次いでSprintが33%の株式を取得、更に元Twitter CEO Jack Dorseyが率いる決済企業Squareが過半数株式を取得、つまりは2025.3現在はBlock, Inc.の元にある。 Blockは2024第4四半期(10~12月)の売上げ高60億3,000万ドル(前年同期比4%増)と順調そうだが、第3四半期(7~9月期)の業績報告において、TIDALへの投資を縮小する方針を明らかにしている。Blockがより収益性の高い事業(例えばビットコインとか)にリソースを集中させることは十分考えられ、TIDALの財務パフォーマンスが期待を下回っている可能性を示唆している。だからこの状況が続くかはわからない。音楽配信事業は結構どこも安泰ではないと思う。 (関係ない話。SquareがTidalを買収した際に、自分はSquare株を買ったのだが、下がること下がること。すぐ売り払った) 国内正式サービスのないTidalに申し込んだのはどこの国からだったのか。シンガポールか、香港か、台湾か、韓国か、いずれにしろコロナ禍前のいずれかの海外旅行の際に、彼の国から申し込んだのだ。 普段意識していないが、今見たらTidalの Subscription PlanはIndividualで 、HiRes FLAC(24ビット/192kHz)や Dolby Atmosを含む音楽データにアクセスできる。これに不満は感じない。TIDALといえばMQA(Master Quality Authenticated)だったが、そのサポートを終了し、代わりにFLAC(Free Lossless Audio Codec)によるハイレゾ配信を強化する方針に切り替わった。 今はほぼほぼFLACに一本化されつつある。MQAはハード側の扱いが難しかったから、これは大歓迎。 Tidalは契約した国によって月額が異なる。自分のサイトをのぞくと、値段はS$10.98/monthとあったからシンガポールで開設したのかも。 Tidalの配信が滞った経験も自分はない。1億1千万曲と言われる曲数も十分すぎるくらいだ。邦楽が少ないと言われていたが、今はそうでもないと思う。少なくとも不自由していない。これは自分がAmazon Musicも併用しているからかもしれないが、いずれにせよ、iPhoneやRoon経由で聴く限り不自由は何もないのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 15, 2025 12:00:35 AM
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