テーマ:海外旅行(7728)
カテゴリ:音楽
今回の香港旅行、レコード店は事前に調べた。観光ルートから訪問予定日・訪問場所を算出し、それをXのAI "Grok 3 beta" に入力して情報をやり取り、出発前に店名や場所を出力させたのだ。(ならばオーディオショップでもやればよかったのに)
情報は正確だった。本当に便利な世の中になったものだ。2009年の訪問時は、そもそもネットに情報が少なく、あっても精度が低くて苦労した記憶がある。Grokが紹介してきた数件の中で、今回訪問できたのは以下の2軒 Walis of Sound(38 Cochrane St. Central) 香港島・中環(Central)、ヒルサイド・エスカレーターの近くにあり、アクセスが良い。Google Map のおかげで、こうした店舗もずいぶん探しやすくなった。店はビルの3Fで、ロックやポップスを中心にレコードとCDをバランスよく取り揃えていた。スペースは広くないが、観光の合間に数十分立ち寄るにはちょうどよいサイズ感。実際、私の前には白人の二人組のお客さんがいた。 自分は Dead or Alive / Turn Around And 2 Ten (The Pearl And Dean "I Love"-BPM Mix) を購入。ピート・バーンズの半裸のジャケットは中華圏にはふさわしくないかもしれない。UKオリジナル盤には違いないが、何せユーロビートはヒット曲のシングル/ReMIX数が多く、これがよいかは聴いてみなければわからない。 思い出作りもあるので、40HK$(当時800円超)が、日本に比べて高いか安いかはあまり意味がないと思う。80'sのユーロビートの12inchシングルがあるとどうも救済したくなる。 ![]() ひとつ想定外だったのは、支払いが「現金のみ」だったこと。香港では多くの場所でクレジットカードかオクトパスカード(八達通)が使えるので、手持ちの現金は100HK$しかなかった。他にも欲しいレコードはあったが、泣く泣く Dead or Alive のみに絞った。 Showa City Club(15B Wong Chunk St, Tong Mi) こちらは深水埗(Sham Shui Po)駅から近く、アクセス良好。しかも店の脇は鴨寮街(Apliu Street)という電気街だ。時間帯の都合で電気街の散策は叶わなかったが、機器好きにはたまらない立地だ。2009年の様子はこちらとこちら。 それにしても香港でShowa?だが、店は本当にインディーズのレトロショップで、昭和の日本のポップカルチャーをテーマにしていた。特に1970〜80年代のシティポップやJ-POPの中古レコードやCDが豊富に並ぶ。そしてレコード以外にも、ピンズ、雑誌、Tシャツ、ジャケット、ポスター、アニメグッズ、ステッカーなどのビンテージアイテムも。「嘘でしょ?」と思うようなラインナップに、同行した娘は大喜びだった。 ここでも欲しいものは複数あったものの節制し、佐野元春の10枚目のシングル "グッドバイからはじめよう"と悩んで、帯なしライナーなしの 大村憲司 / First Step を80HK$で購入。この一枚、日本で探すと結構見つけるのが難しい。 元々自分は大村賢治の大ファンだし、よりマイナーなレコードの方を選んだつもりだったが、こういう「自分が好きな作品」こそ、香港のまだ見ぬレコードファンのために置いてくるべきだったのでは? チョイスを間違えたかもしれぬ。 2枚のレコードをどうやって日本に持ち帰るかも決めていなかったが、結局トランクに収めることはできず、機内持ち込みになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 18, 2025 10:07:38 AM
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