カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
よくわからないけど何度も見たい景色、あんまり楽しくないけどつい見てしまうテレビ、絶賛しないけれど習慣的に食べてしまうもの、誰にでもあるだろう。
自分がそんなふうに食べてしまうものの一例は、マクドナルドの朝マック「エッグマフィン」だ。朝マックの注文は朝10時半まで。毎回めっちゃうまいとは思わないのに、年に15回はわざわざ10時半前に足を運び、セットで頼む。ソーセージは要らない。エッグだけでいい。(なぜ15回とわかるかというと、アプリに記録が残るから) ただ、そういうものは大事にしたほうがいいと思う。 それこそがささやかな幸せなのだから。 オーディオ関係にもある。 ![]() このトランスもそう。ずっと持っているけれど、ネットワーク環境とネットワークオーディオプレーヤーの間に設置しても、劇的に音が変わったことはない。それでもなぜか使いたくなる。 日本光電は、医用電子機器を開発・製造・販売する東証プライム市場上場企業だ。怪しいオーディオメーカーではない。 そのHIT-100 絶縁トランス QW-100Y(Hyper Isolation Transformer)は、 電気機器間の伝送信号を電気的に分離することで、他の電気機器からの漏れ電流やグランド間の電位差による電流を遮断する。さらにLANケーブルに発生するコモンモードノイズを低減する効果もある。 HIT-100は当然ながら医療機器向けに設計されたもの。 音質が向上するとしたら、たとえばコモンモードノイズの低減によって高域のきつさや歪みが抑えられたり、音の痩せがなくなったり、帯域の狭さや平板な音が改善されて空間表現や奥行き感が向上したり、背景の静寂感が増して細かなニュアンスが聞き取りやすくなったりするのだと思う。 でも音の変化の何かが気に入っているのだ。そうでなければ10年以上持ち続けるものか。 一方、HIT-100のコネクタは医療用設計のため奥行きがあり、太いコネクタやカバー付きのオーディオ用LANケーブルやカテゴリー7以上のLANケーブルは接続しにくい場合がある。そんなケースが増えてきた。常用LANケーブルだとサンワサプライ KB-T6H4-01BLは刺さらなかった。そしてなぜかエレコム LD-GPA/WHだと変化が感じられなかった。 そんな感じで出番が減っていたHIT-100に使用機会が巡ってきた。SAEC SLA-500と Top Wing Ultra Slim Linkのおかげだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 30, 2025 12:00:22 AM
|
|