カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
AUDIO SPIDER SHEET(オーディオ・スパイダー・シート)ASP-001が好きだ。用途は「滑り止め」か「傷防止」で、昨今は脚のない機器や軽い機器も多いので重宝している。
![]() AUDIO SPIDER SHEETは、直径1mm程度のポリオレフィン糸EVAをランダムに加熱溶着して、シート状に成型したものと思われる。細い樹脂糸が溶け合い、網目状で透け透けの構造。厚さは0.5〜0.8mmらしいし、一律でないところがいいのだ。触感は微妙に硬く、損失の大きそうな質感を持っている。音響調整材として見ると、単なる遮断ではなく、エネルギーを減衰させる方向に効いてくるタイプ。ハサミでカットできるのもよい。 もっともAUDIO SPIDER SHEETというのは、いわゆるオーディオ製品名のようで、少し検索すれば一般製品としてのブランド名や販売名もわかると思う。自分はそちらの一般製品のほうは試したことがない。それに値段は双方あまり変わらない。 オーディオネームは昨年末に生産完了のアナウンスがあったから、在庫は販売店にたずねるしかない。自分も数ロール買っていたが、ちょうど切れたので、慌てて年始にオーディオユニオン店頭で追加購入した。 自分はこのAUDIO SPIDER SHEETを多用していて、一番大きい場所だと、Pass Laboratories Rushmoreの下の御影石アンダーボードと床の間(御影石は、石材店に見立てていただきRushmoreの筐体と同質)。大きさはだいたい700×500mmで、シートを挟むと全く滑らない。そもそも床に直接御影石を敷かなかったのは、このオーディオルーム Audio barn はコンクリートに直接床板を貼った影響で、微妙に凹凸があったからだ。オーディオマニア的に凹凸が許せなかったのを、元々凹凸と弾性があるAUDIO SPIDER SHEETが埋めた形になった。 よかろうと悪かろうと、アンダーボードとスピーカーを合わせて170kg以上はあると思うので、もう動かせない。それに敷いて15年以上経ったが、東日本大震災という極端な例外を除けば問題はない。 フォノイコライザー Einstein Turn Table's Choiceの電源部の下にもAUDIO SPIDER SHEETを敷いている。これは単純に電源部に脚がないから。直置きでもよいが、滑るのはあまり好まない。 自作モノラルバックロードホーンとサブウーハー Audio Physic Luna の間にも。一体感があるように密着させたい。これも滑るからだし、Lunaに合うようにスピーカーの箱の大きさを決めたから。 そんな感じで AUDIO SPIDER SHEET ASP-001 はあちらこちらに出番がある。 追加購入したASP-001の大きさは400×1150mm。向こう5年は保ってほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 6, 2025 12:00:23 AM
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