カテゴリ:オーディオ、ちょっとビジュアル
5/31、6/1に秋葉原の損保会館でアナログオーディオフェアが開催された。
この手のショウ・フェアに積極的に参加するかというと全然そんなことはない。最近は新しいオーディオに触れたい聴きたいよりも、面倒が勝るからだ。 が、今回は都内で仕事があったため、その帰りに立ち寄ることにした。いつもと違うのは、背広に革カバンというビジネススタイルだったこと。 背広......いい大人の集まるフェアだけど、その格好をした人はメーカーにも演者にも参加者にもいなかった。日曜日だったから、というわけでもあるまい。趣味の集いだから、悪目立ちしたかもしれぬ。 今回のフェアは、ちょっと変わった料金体系だった。30歳以下は無料で、それを超えると500円。自分は、有料のオーディオ・フェアがもっと増えてもよいと思っている。少額であっても「お金を払う」という行為には、参加の動機を明確にし、不安定な層への抑止力として働く面がある。それに会場費や運営費の足しにもなる。お金を払うと期待値が上がるから、熱気も違うだろう。それでも今回は、会場のキャパに対して参加者は多かった印象だ。 一方で、30歳以下無料という設定には、少しでも若い層を呼び込みたいという主催側の意図が読み取れる。実際 自作派のMJオーディオフェスティバルを除けば、昨今最も年齢層の高かったショウ・フェアではないか。そこに参加して平均年齢を上げた自分がいうことでもないが。 ちなみに、今年のMJオーディオフェスティバルの入場料は2,000円である。 10分以内の短時間試聴を各ブースで繰り返した。多くのブースの音が緩く感じられたのは、ガレージ/インディペンデント系メーカーのアナログ機器の作り手も、相手となる聴き手も高齢化しているのと無関係ではないと思う(スピーカーセレクション含む)。音量も小さめだ。デモンストレーションも話が長いブースが多かった。喋り慣れていないのは相変わらず。 少なくとも自分は、気を引かれた製品はなかった。ネットで拝見する参加者のご感想はそうでもなさそうだから、巡り合わせが悪かったのだろう。残念。 自分は長岡鉄男派なのでFostexの講演はよかった、かもしれない。ただここも音量がな。長岡信者は多いから会場は広かったし、開演前に並んで前方席を確保するほどの根性はなかった。 自分が悪かったということで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 23, 2025 01:57:30 PM
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