>「趣味のお金は趣味で稼ぐ」と決めた自分自身のルールだ。
>果てなく続くオーディオ製品購入の渇望に、自分自身で枷(かせ)をはめた。
さて1年ぶりの話。
勝手に決めたオーディオ・音楽系の株の売買で、オーディオ機器代を稼ぐ義務を自分に課した。簡単に言えば、20万円で買った株を30万円で売れば、税引8万円分がオーディオ製品購入費になる。あるいは配当が2,000円ならば、それも該当する。相変わらず超高額品は買わないので、このルールで全然金額は足りているし、旧NISA非課税期間の満了に伴う売却で当面の余裕もできた。
AVアンプ DENON AVR~X3800H も、TOP WING DATA ISO BOXとOPT APも、GOLDMUND Mimesis SR powerも、こんな感じで購入したものだ。少なくとも年内はいけるだろう。
>自分が売り買いした中では、例えばソニーグループ(6758)
オーディオ関連株の貢献の1/8くらいは、ソニーかもしれない。
ソニーは配当利回り0.59%(2025.9現在)と配当金にはあまり期待できない。だからそこそこの保有数量を持ち、評価損益率を50%以上にしてから、例えば下がったら100株買い、上がったら100株売り、みたいなことを地味に繰り返している。昔々からこれをしていたわけではない。PS5発表後にやり始めても、十分間に合った。評価損益率もここまでくると、トランプショックの下落程度では、評価損益率が立ち直れないくらい下がったりしない。
ただソニーは景気敏感株なので日々の価格の変動が大きい。しかも株数があると一日十万二十万は平気で上下する。小心者の自分がビビるくらいには。
話が変わるが、ソニーグループの金融部門を担い生命保険や銀行などを傘下に置く「ソニーフィナンシャルグループ(ソニーFG、8729)」は、9/29、東京証券取引所のプライム市場に株式を上場した。日本で初めての”パーシャルスピンオフ”という、IPOでもスピンオフでもないシステムを使って。
パーシャルスピンオフとは、親会社が子会社の株式を一部持ち続ける、子会社に影響を残したまま上場する仕組みらしい。ソニーFGはSONYブランドが使え、税制メリットがあるとのこと。

上記ソニーHPより引用
株主はどうなるかというと、ソニー株の持ち株数に応じてソニーFGの株式を現物配給として受け取ることができる。100株ソニーを持っていれば、自動的に100株ソニーFGの株主となるわけだ。
上場後のソニーFGの株価はしばらく様子を見ないといけないとして、ソニー株は株価調整が入るので、ソニーFGの分だけ下がる見込みとなる。
ソニーの配当利回りは上記の通り期待しにくいが、ソニーFGは株主還元を公言しており、証券会社によっては、配当利回り4%予想をしているくらい。しかも自社株買いの報道もある。自分のポートフォリオの15%程度は金融なので、持ちつづけるかどうかは考えたい。
自分としては、ソニーFGをオーディオ関連株にはしにくい。だから親会社にしっかりしていてほしい。自分がオーディオ機器を買えるかどうかは、ソニー次第なのだから。