チップとデールの大作戦2
キャラゲーなどの原作ネタを扱ったゲームというものはこけることが多い。キャラを立たせることや原作(ストーリー)に気を取られすぎて肝心のゲーム部分が疎かになっているからである。それでも自分の愛するキャラクターが画面狭しを大暴れするようなゲームならともかく、最近はそれ以前に人気キャラさえ出せば売れる=金になる、という浅はかな考えで商品化されていくものが多いためキャラが立っているかどうかもあやしい。以前書いた「グーニーズ」は上記のようなワナに陥らなかった成功例だと思う。今回挙げる「チップとデールの大作戦2」もグーニーズほどではないが個人的には成功した方かと思う。まぁディズニーキャラクターものだからそれなりの力は入ってたのかな。主な動作は跳ぶ、そこいらに転がっている木箱を投げて敵を倒す、箱をかぶって敵をやりすごす、くらいかな。ミスしてもBGMは止まらずすぐその画面の最初から再開される。マリオのように「●×5」といった暗転画面に残機が表示されることもなく、ロックマンのように「READY」の文字が出ることもない。このスピード感が心地よい。シンプルな横スクロールアクションでステージとステージの間にチップやデール(レスキューレンジャー達)の会話が挟まれる。全てカタカタなので読みづらいのがちと難点か。一応時間制限のあるステージがあったり、3つのステージから選択して進んでいくような場面もある。(結局全ステージクリアする必要はあるが)他のディズニーキャラゲーよりは難しくないことや前述の通りスピーディな仕様のおかげでちょっとした時間でさくさくとプレイできるのが好感触。趣味によるだろうがBGMも多数あり、良い曲が揃っていると思う。超オススメ! とまでは言えないが機会があればやってみて損はない作品だと思いますよ。