カテゴリ:祈り
「 今度はわたしが会いに行くね。」 昨年夏、彼女を訪ねてびゅ~んと飛んで行った時 そう言ってくれたブログの友人が来てくれる日が近づいて わたしはさだまさしさんが歌う 「 まほろば 」と 「 修二会 」を何度も聞いて準備をし 昨日、そして今日、彼女と古都を歩く間もずっと口ずさんだ わたしの左側を歩く彼女に 「 わたしだって左を歩きたい人なのよ。」と言ってみると 「 わたし、ボーイフレンドと歩くとき左側なの。」って言うのです わたしだってそうだけど・・・ 人通りの少ない裏道を歩いていた時 甍が重なる向こうに見えた興福寺の五重塔が美しかったね 菊水楼さんの揺れる暖簾を くぐって中を拝見 さすがに立派なたたずまい 歴史を感じます わたしの大好きな塀なのよ いつからここにあるのかしら・・ と前に立つたびに思う バスに乗って来る観光客は なかなか浮御堂にはたどり着けない 残念な事だと思う 浮御堂の上のほうには梅も綺麗に咲いていたよね 水琴窟の水の音・・ 感動♪ 静かにして馬酔木の森を歩きたかったけれど お話は尽きない 「 どうして奈良に馬酔木を植えたと思う? 」 これは博識の彼女からの問いかけ 説明を聞いて「 なるほど 」と頷くのは 国家資格を持つ観光ガイドである自分であるから、恥ずかしい限り 今年は春日さんの特別の年 砂ずりの藤の房は何センチになるだろう 彼女の背丈ほどになる年はあまりません 回廊はただいま改装工事中 以前来た時には置いてあった記名帳がなくなっていた 2人の名前を書きたかったのに・・ 二礼 二拍手 一礼 「 お願いは一つだけよ。 名前と住所も言うのよ。」これはわたし 「 そんなの要らない。 神様は賢いから。」 そう! わたしもそう思う でも、そのように説明するようにガイドブックには書いてある そして・・二月堂へ 満行前日のお松明は10本 たった10分の仏会の為に 舞台の下でもう待つ人がいました・・ 開始まであと4時間 この日、くしくも満月 ホテルの窓ガラスにほっぺをくっつけて探したお月様 さだまさしの歌が聞こえるようだった 日は昇り日は沈み 振り向けば何もかも移ろい去って 青丹よし平城山の空に満月 「 今度はわたしが会いに行くわね・・」 これはわたし 今日もきっと良い日♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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