古書窟揚羽堂 ~ 古本屋残酷物語

2006/03/04(土)16:19

病院ア・ゴーゴー

恥(21)

昨日の晩、風呂で身体を洗っていたところ、左足のスネの外側が内出血しているような、まだら模様になっているのに気付き、ビビる。 これである。 風呂から上がり、妻に報告。妻も蒼ざめる。 痛くも無ければ、痒くもないのだ。なんの原因も思い当たらない。 とりあえず、本日、早起きして池上総合病院へ。 外科なのか、皮膚科なのかも分からない為、まず受付嬢に相談。 症状を伝え、「いやぁこんな感じなんですがね・・・」と足を見せる。 ギョッとする受付嬢。経験の浅い彼女じゃ判断が出来ないようで、近くにいた看護婦も加わり、娘2人が公衆の面前で私の足を凝視、あーだこーだと分析している。 なんとなく破廉恥な気分の僕。 他の患者たちも羨望の眼差しで私を見ている気がする。 「とりあえず、皮膚科で見てもらいましょう」それが2人の結論だった。 並の看護婦では判断できない謎の奇病に蝕まれた薄幸の個人事業主。 大事な青色申告の時期だというのに、ここで入院生活を余儀なくされるのか… しかし、薄幸の青年は産まれてこのかた、一度も入院をした事が無いので、少しワクワク・・・ 何のCDを持っていくかをあれこれ考える。 そのうちに運命の診察の時間が来た! 「暖房は何を使ってる?」開口一番、百戦錬磨風な女医は足を見てこう言った。 「電気ストーブです。あっ・・・」 「原因はそれです。別になんでもないから薬も要らないでしょ。ただ、ストーブの距離を今までよりちょっと離してみて下さい」 との事であった。 普段、事務所で・・・ こんな風に過ごしているための悲劇であった。 以下、子の成長を暖かい眼差しで見守る父親としてのささやかな記録。 昨日、息子が児童館でひなあられの顔に父(恥ずかしながら小生の事)・母の絵を描いた。 やっぱり、ウチの子は天才かも知れんな。

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