滅びの梅雨
頭を悩ませている事が一つある。先日の日記で書いた、Yさんとの出会いから生じた事態。実は、品川のヒロちゃんは「古本屋残酷物語」が完成した際に、日頃からお世話になっている、Yさんのお父様に1冊、献納したという。そしてその本は、あのヒロちゃんが作った「作品」として大事に保管され、今まで誰に読まれる事もなく、静かに池上・堤方橋で眠り続けていた。しかし今回、私と話し込んだ事で、Yさんがその事を思い出し、「そういや、あの本・・・」と御実家から引っ張り出し、眠りから覚ましてしまった。そして、奥さんがついに読み出した、という。(私はそれを妻から聞いた。)今まで幼稚園のママパパ仲間には一切漏らしてなかった私達一家の秘密が今、バレようとしている。志賀さんの家はこんなにも貧乏だ、という秘密が・・・しかもYさんの奥さんが読み終わったら、今度はAさんにそれを借す、という。嗚呼・・・何かが大きく崩壊してゆく気配・・・