2005/10/06(木)04:30
時代はミッシェル・カミロなのか…???
自分主催のジャムセッションだけじゃなく、外でのセッションにも
どんどん参加しよう!!と決意したわたくし。
今日早速、何かと私のことを気にかけて下さるセッション仲間の
ドラマー(50代前半ぐらい)の方が教えてくれたお店に行ってみました。
ちなみにこのお店に行くまでに掛かる時間は車で約1時間半。
自分が主催してるセッションをやってるスタジオもここのわりと
近くで、それもやはり1時間半ほど掛かります。
セッションに参加するのにこうやっていちいちプチ遠出しなければ
ならないのはホント不便だなぁと感じます。田舎は嫌いでは
ないけど、こういう時はつくづく疎ましい。(^ ^;
多少迷いながらもなんとかお店に到着すると、ちょうどセッションが
始まったところでした。
先ほど書いたドラマーの方も来てました。
このお店は、ジャズだけじゃなくあらゆるジャンルに対応しており、
楽器をやる人よりはハウスバンドの演奏をバックに歌いに来てる
ヴォーカリストの方が多い感じでした。
女性はほとんどなぜかシャンソン。男性は演歌・歌謡曲・洋楽ポップス・
ジャズと様々でした。歌唱力もほんとーーに様々。
でも、ジャズだけのセッションのお店よりかな~~り居心地は
良かったです。いろんな曲を聴いて知ることが出来て、すごく
勉強になるし。とくにシャンソンはあまり聴きなれてないのでかなり
新鮮。自分の仕事のことを考えても、こっちの方がかなりためになり
そうな感じです。
また、ハウスバンドのピアニストの女性が素晴らしく上手い!!!
どんなジャンルでもサクサクこなし、男らしい(笑)パワフルな
ピアノで且つめちゃくちゃ歌心がある。
移調もお手のもの。私もたまに歌伴で移調して弾くことはありますが、
あんなにサクっと涼しい顔では弾けません。もっと必死です。(苦笑)
このお方の演奏を聴いてるだけでも本当に勉強になります。
まさに「職人」って感じの弾きっぷり。あぁ、私もこういうタイプの
ピアニストになりたいものだなぁと思いながら見入ってました。
とりあえず自分はスタンダードジャズを数曲弾かせてもらいましたが、
もうちょっとお店に通ってお店の雰囲気に慣れてきたら、歌伴の方も
やらせてもらいたいなぁと思いました。
そしてこのお店のグランドピアノの音もすっごく気に入りました♪
バンド全体の音のバランスも非常によく、とても気持ちよく弾ける
環境でした。
で、自分の演奏を終えて席で休憩していると、ハウスバンドの
ベーシスト(30代前半ぐらいかな)がやって来ました。
そして一言二言軽く会話を交わしたあと、おもむろに彼が言いました。
「ねぇ。全然話変わるけど、ミッシェル・カミロ好き?」と。
私は元々はミッシェル・カミロのことはあまりよく知らなくて、
しかし周りの人間(とくにベーシストやドラマー)にカミロ好きが
妙に多く、東京でやってるバンドのベーシストから以前焼いたCDを
数枚「聴いたことないならぜひ聴いてみて」と渡されたのをきっかけに
やっと聴きました。
でも、なんだか彼のピアノはただただ凄過ぎて、「好き」というよりは
好きになるのもなんだかはばかられる感じがしている…というのが
正直なところであります。(^ ^;
で、そのベーシスト、話を聞くと同年代のメンバーでピアノトリオの
ラテンバンドをやりたいのだそうで、ずっとピアニストを探し
続けているのだそうです。
同年代だと、純粋なジャズ好きのピアニストしか見つからず、ラテンに
興味を示してくれる人というと、どうしても年配の人が多くなって
しまうのだとか。。。(^ ^;
なので、「そういうのやりたそうなピアニスト知らない?」と訊かれた
のですが、私も近くにはそもそもピアニストの知り合いもいない
状況なので、「ちょっといないですね・・・」と答えました。
すると、
「っていうか、あなたやってみない?」と言われました。
えーーーーーーーーーーーっっ・・・??? っていうか、あなたさっき
私のピアノ聴いてたでしょ~?!あれでトリオのラテンバンドの
ピアニストが務まると少しでも思ったのか・・・・・・????
まぁ、もしかしたらピアノの腕前は置いといて、少なくとも生粋のジャズ
人間ではないなという空気だけは演奏から感じ取ってもらえたのかもしれ
ない。(笑)
いずれにしても、私にまで声を掛けてくるってことは、相当そういった
ピアニストが不足しているということなのでしょう。(^ ^;
ラテンはここ2年ほどやっといろいろ聴くようにはなっていて、昔は
ほとんど興味がなかったのに今ではかなり好きなジャンルになりつつ
あるのですが、しかし演奏するとなるとほとんど素養がない状態
なのであります。。。たまにロック系のセッションで誰かの
コピーとしてラテンモノをやることはありますが(ロック系のセッション
なのにお構いなしですが…)、まだまだ全く自分のものにはなっていません。
そして、ミッシェル・カミロと言えば、つい先日も東京バンドの
ベーシストに「今度セッションでミッシェル・カミロやりましょう!」と
誘われたばかり。(^ ^;
そして「無理!!」と断ったばかり。(苦笑)
更に更に、今日のセッションの帰り際、先にも書いたドラマーの方から
大量のCD-Rを頂いてしまったのですが(こないだも頂いたばかり)
そこにもミッシェル・カミロのCDが3枚も含まれていました。(^ ^;;
なぜにみんなして私にカミロを勧めたがる…???(笑)
とりあえず、きっとこれも何かの縁だと思って、今までより真剣に
ミッシェル・カミロを聴き込んでみようかなと思います。