Microsoft Conference 2006行って来ました
有楽町の東京国際フォーラムで昨日から開催されているMicrosoft Conferance2006へ行って来ました。いよいよWindows VistaとOffice2007がリリースされます。私もそろそろ情報を仕入れておかないとまずいと思って忙しいのに参加してきました。新しいユーザーインターフェースWindows Aeroはとても美しく使いやすそうです。アプリケーションの切り替えを3Dで表示する機能は驚きましたが、グラフィックカードを買い換えないと使えそうにありません。USBメモリーをPCのメモリにつかえるReadyBoostという機能はパフォーマンス向上になりそうです。バックアップ機能も強化されていました。ファイルを間違って削除した場合の復元機能であるボリュームシャドウは、今までサードパーティーのソフトを買わなければできなかった機能です。全文検索機能も強化されました。強力な検索インデックス機能が追加され、検索結果のサブネイル表示ができるようになっていました。BitLockerドライブ暗号化はノートPCのシステムファイルを含めた全てのファイルを暗号化する機能です。情報漏えい対策、盗難対策に役立ちそうです。ただし、TPM(Trusted Platform Module) v1.2が搭載されているPCでなければ仕様できません。PCの起動にはUSB メモリをキーの代わりに使用します。設定はコマンドラインを使用する必要があり、かなり設定が面倒です。次世代ネットワークプラットフォームであるIPV6は、デュアルIPレイヤアーキテクチャでネイティブサポートしています。TCP/IPスタックの実装方法がXPとは根本的に異なります。これによってパフォーマンスの向上が見込まれます。ポリシーに基づくQos制御によって、帯域幅管理もできるそうです。Network Access Protection(NAP)によって社内ネットワークのネットワークポリシーサーバがリソースを管理し、Vistaは次世代サーバーのロングポーンと連携してクライアント機能を構築するAgentが含まれています。データ転送効率もXPに比べてかなり向上しています。100MBのファイルを東京大阪間で転送した場合、XPで2分かかるとすれば、Visitaでは10秒ほどで完了してしまいます。モバイル環境も改善されました。起動時間の短縮。電源管理機能の強化です。ファストブート機能により数秒でPCの起動ができます。スリープモードを標準でサポートしています。バッテリー管理がより詳細にできるようになっています。電源プランを3段階に切り替えてバッテリの消費量を調節する機能が追加されました。Windowsモビリティセンターでモバイル環境の設定を一括管理できます。WindowsミーティングスペースでVista間で間単に画面の共有などのコラボレーションができます。イメージベースの展開手法により、会社などのPCの環境を標準化できる機能が強化されました。一つもイメージで異なるハードウェアをサポートするという、夢のような機能です。これで私も楽ができるかもしれません。Business Desktop Deployment(BDD)2007というソリューションによって大量のPCを効率よくセットアップできるようになるそうです。今回のカンファレンスでは用意された小さい会場が満員になり立ち見が出るほどこのセッションは好評でした。マイクロソフトの予想に反して大好評でした。やはりどこの企業もPCのセットアップには苦労していることがうかがえます。マイクロソフトはなぜこの機能をもっと早く導入してくれなかったのでしょうか。所詮、ソフト屋さんですから、汗水たらして重たいコンピューターをユーザーに1台1台設定したことのない人間にはわからないのでしょう。自動インストールするにはSMSサーバーが必須であるというは納得いきません。SMSなんか使わなくたって方法はいくらでもあるだろうと思います。あの評判が悪いSMSサーバーをどうしても使わせたいようです。しかしVistaが入ってくるまではこのテクノロジーは使えないのでしばらくは苦労が続きそうです。はっきり言って、Ghostの方がいいんじゃないの。同期ソリューションではXPではまったく使い物にならなかった機能で、Vistaでは同期センターという新機能を追加しました。動悸センターではありません。オフラインファイル、フォルダリダイレクト、移動ユーザープロファイルなどはXPから引き継がれています。差分同期をやっとサポートしました。オフラインからオンラインになったときに自動認識するように賢くなりました。以前からある移動ユーザープロファイルはパフォーマンスがやっと改良されたようです。遅くて使い物にならなかった機能だけに、どの程度早くなったのかあまり期待できません。暇な会社なら使えるかも。ユーザーアカウント制御(UAC)では、一般的な操作は必要最低限の権限で実行されるように改善されています。管理者権限の必要な操作のみオンデマンドで権限を付与されます。このために見たくもないダイアログボックスが頻繁にポップアップされ明示的な同意に何度も何度も同意しないと作業が進みません。これにより管理者を同意地獄に追い込み後で何かが起きてもお前が同意したからいけない因だと責任を逃れることができます。このため悪意のあるプログラムがユーザの知らない間に実行されることを回避します。ユーザーは同意の上悪意のあるプログラムを実行しいて後で泣くことになります。権限の昇格ダイアログこそ悪意のあるプログラムです。ログオン時のトークンから管理者でも管理者権限を抜かれてしまいます。つまりRun asをそのつど使用することになるだけです。意図せずして実行された悪意のあるプログラムが管理者権限を要求してきた場合も権限昇格ダイアログが表示されます。なんてばかげたソリューションでしょうか。こんなことしか思いつかないなんて残念です。結局自分のことは自分で守れということでしょうか。Vistaの価格はXPよりさらに高くなっています。ハードウェアもかなり高価なものが必要です。メモリーやビデオカードは以前より価格が下がっているとはいえ満足のいく動きを得るには金がかかりそうです。