夫婦で出雲の旅 その3。
4月29日(火) 昭和の日世の中GWではありますが、カレンダーどおりの飛び石連休です。なんとなく日曜日と思い込んでいて、夕方になって笑点を見ようと思ってテレビをつけたら、ニュース番組をやっていて「あ!平日だった」…そんな祝日の終わりです。……………さて、前回は石見銀山世界遺産センターに到着するまででおしまいでした。石見銀山はパーク&ライド方式のため、ここに車を置いて路線バスで移動します。「大森代官所前」バス停で降りて、向かったのはレンタサイクル屋さん。「電動まだありますか?」「売るほどあるよー(売らないけど、と笑い声)」で、江戸時代から大切に守られてきた大森町の町並み。ガイドブックに出てくるのはちょうどこのあたりだと思います。自動販売機には囲いが作られて、町並みの雰囲気を守っていました。途中のお店でごま豆腐を買って食べつつ、自転車で15分ほど上り坂を走り続けて(本当に電動でよかった、ていうか無理)到着したのは龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)。石見銀山の中で唯一、公開されている鉱山の坑道です。江戸時代中頃に開発されたもので、長さは600mもあります。おお…江戸時代に、こんな大きな坑道を…人が歩くと、こんな感じです。(これはパパさん)ちょうど別のお客さんをガイド中のボランティアガイドさんがいたんだけど、近づいていくと「お急ぎでなかったら一緒にどうぞ~」本当に詳しく説明してくれて、ただ見ただけでは「へえ~すごい」で終わってしまうに違いない見学も、昭和18年と言われる閉山まで約230年もの間この鉱山で働いた人々の苦労や、実は日本の発展の第一歩はこの石見銀山の良質の銀鉱石だった話。あちこちで枝分かれしているこんな大きな坑道も、すべて暗い明かりの中での勘と手探りだったお話。すべてが勉強になり、ちょっと駆け足の見学だったけど、充実した時間でした。帰り道を急ぎながら、行きに気になっていたのが…廃校になった小学校…かと思いきや、現在も児童が通っている小学校!!誰もが気になるようで、「見学・撮影の方は階段まででお願いします」と看板が立っていました。職員室には明かりがつき、休日出勤の先生が仕事をしてましたきっとここに通う子供たちも、丁寧に掃除をしたりして大切に守っているんだろうな…………………約1時間半ほどで自転車を返し、再びバスで世界遺産センターに向かい、さてそろそろ次へ、というところで次回へ続く~