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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

UNSURPASSED MASTERSVOL.1

『アガルタ通信』UNSURPASSED MASTERS VOL.1
    1998年3月8日@BBC(*注1)
参加メンバー:濱雅寛g、山田賢g、西村伸雄tp・ds、河合伸哉ss・ts、三輪雅樹ds、b

*この日はベース担当の横山が無断欠席の為、ベース・レスで最初始まる。1曲目は『Jean-Pierre』三輪のdsが基本ビートを出し、西村tpがテーマを軽い感じで吹いていく。tpのソロは普通。濱のソロ、マイク・スターンを意識したフレーズが出るし、最後はブラック・ナイトのリフが出る。続いて山田のソロ、これが今と全く同じ感じだ。既に自分のスタイルを確立している。2曲目は『JackJohnson』これはテーマの練習。あの有名なフレーズが、なんと26回も出る!ここでベースが来ないので当時北大ジャズ研の中村健を携帯で呼ぶが、留守電になっているためあきらめる。ここで横山を辞めさせて中村をベースにしようという話になる。(リアルだなあ)3曲目『BitchesBrew』の練習、ベースが居ないので濱がギターでベースのフレーズを弾く。テーマ練習のあとアドリブ~山田ギターが変態!!この間、濱ギターでベースのフレーズを引き続ける。これも変態!! このあと、ベースが来ないので頭に来た三輪雅樹がベースを弾き始める。 しょうがないのでブルースでもやろうかという話になって、O・コールマンのTurnaroundを演奏する。なんと西村がds、濱が珍しくバップ・フレーズを弾く(恥ずかしい)、山田はストレート・トーンでジャズ風に演奏。このあと、みんなのライブ・スケジュールの確認がおこなわれる。『アガルタ通信』は5月にライブをやる予定だったらしい。最後の曲は『Speak』三輪のスラップが聞けるのはこのテープ位なモノ。ds無しでも、かなりグルーブしている。各自のソロも時間が経っているのでかなりこなれて来ている。しかし河合の存在感が非常に薄い!!!!!!発言も全く無い(他の人は何か一言はしゃべっているのに) この時点で『アガルタ通信』のベースは中村健に決まったみたいだ。この頃の記憶がハッキリしていないが、ベースの中村健はしばらくウチのバンドで頑張ってくれていた。テクニックというより人間性が好かれたのだ。

*注1:『BBC』 貸しスタジオではなく、当時リハーサルに使わせてもらっていた小さな飲み屋。伝説の『BBCセッション』をやっていた。名物マスター佐山一雅は数々の伝説?を残す。現在は閉店していて別の店になっている。


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