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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

UNSURPASSED MASTERS VOL.12

『アガルタ通信』UNSURPASSED MASTERS VOL.12
1999年12月12日 リハーサル@Gクレフ
参加メンバー:濱 雅寛g、山田 賢g、西村伸雄tp、瀬尾高志b、GD-ds,

*前回のリハから1ヶ月、この間GDは『パンゲア』『ビッチズ・ブルー』『オン・ザ・コーナー』のCDを購入し研究していたのだ。エライ!曲を把握出来ていなくて悔しい思いをしたに違いない。この悔しさがバネとなって上達するのだ。

*この日は河合tsが休みだったらしいが、全然寂しくない(笑)。ごく普通にリハが始まる~と思ったら、いきなり『オレオ』をやっている。きっと瀬尾がジャズ研でいつもやっているのでテーマを弾いたら、皆がついてきたのだろう。とりあえず全員がソロをとって『はははは』で終わった。次は『VoodooDown』GDさすがに聞いてきたとみえてキッチリリズムを出してくる。たまにカウベルまで使うという小技もでて面白い。西村tpは自由に吹いていく、山田gのソロがマクラフリンしてる。ギターのC#-F が入って『バックシート・ベティ』に突入。瀬尾の16ビートにGDちゃんと16フィールで乗る。練習したに違いない。全くジャズの訛が無いのがかえって潔くて良い。山田+濱のギター・バトルが完全にロックだ。この曲が終わって今後の方針を濱g説明、この頃から曲の構成・ソロの順番等は合議制ではなく濱が決めることになったようだ(その方が早いからだ)。このあと『ブラック・サテン』の初練習、譜面を見ながらテーマの練習。GDはPercのパートも含めて自分のフレーズにしたようだ。これも事前に練習したのだろう。エライ。リズムの練習が主体だが、山田gのソロが思いっきりアバンギャルドだ!『オン・ザ・コーナー』の練習に移る。西村tp『どうしていいかわからな~い』と弱音を吐く。『皆困っているぞ』濱が喜ぶ。リズム練習するが雰囲気が全く出ない。このあと休憩に入るがGDだけ個人練習15分間やっていた。『この前と別人だな』と濱言いながらスタジオに帰って来る。雑談~濱『プロ野球ガムってあったよね』山田、笑いながら『あった、あったカードとか入ってた』濱『瀬尾は知らないだろう?』瀬尾『プロ野球チップスなら知ってます』濱・山田『俺達の子供の頃はポテト・チップスというもの自体が無かったんだ』西村『カップ・ヌードルが画期的だったんだ』『ははははははははは』~『ジンバブエ』GDの8ビートが軽快に始まる。割と軽めの演奏で、テーマもあっさりしている。濱gのエフェクト音が今と全く違う。皆テキトーに長めのソロをとる。終わって濱『だいたいこんなモンだね、GDカッコいいぞ!』褒めるのを忘れない。ここで辞められたら困るからに違いない。『タイム・アフター・タイム』が始まる。ちょっと間延びした演奏だが前回よりズーっと良い。河合が休みのため珍しく濱gがソロをとる、河合のソロよりかなり良いコードに忠実なソロだ。最後の15分で濱『なにやろうか?』山田『ビッチズ・ブルーやろう』ということで『ビッチズ・ブルー』が始まる。これはもう自由になにも決めないでも自然と演奏出来る感じになっている。GDも原曲をかなり聞き込んで来たようだ。この日『いまいちテンションが低い』と言っていた西村tpがアバンギャルドなソロを展開する。カッコ良い~。相変わらず『ゲヘヘヘ』とかいう笑い声で終わる。


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