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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

UNSURPASSED MASTERS VOL.14

『アガルタ通信』UNSURPASSED MASTERS VOL.14
2000年3月19日 ライブ @ 161倉庫
参加メンバー:濱 雅寛g、山田 賢g、西村伸雄tp、河合伸哉ts・ss、瀬尾高志b、GDds、
映像スタッフ:工藤、工藤、吉田、新関、

*1999年の後半からdsを担当することになったGDが仙台に転勤になるという事で、またもやドラマーを失う事になった『アガルタ通信』だが、すぐ気を取り直してGDサヨナラライブをやることにした。4月に転勤ということで3月19日ということになったのだろう。なお、このライブはライブの間中ステージ・バックに映像が映し出されるという画期的なコラボレーションでもあった。

*プレリュードで始まる。リズム・セクションは今とは比べものにならないが、それなりにバランスがとれていてナカナカ良い。西村ワウtpが、やたらと元気だ!さすが5年前だと今より体力的に頑張れるのだろう。河合tsのソロの後、山田gの変態ギターがもう出てくる。この人は一体なにを考えているのだろう?!GDは無難にリズム・キープに専念している。濱gのソロは完全にロック・ギターだ。曲がスローダウンしてコズミックな西村エフェクトtp・ソロになる。瀬尾bソロのあと
ベース・パターンが『フット・プリンツ』になりテーマが演奏される。このアレンジは普通だが、GDdsがジャズっぽく無いので不思議なサウンドになっている。河合の好きなショーターの曲なので河合tsソロが丁寧に吹いていく。瀬尾bのソロになるが、20歳のガキのプレイとは思えない落ち着いたソロだ。テーマの後オールマンの『ホット・’ランタ』に突入する。テーマがキッチリ合っていない(オシイ!)GDがサビの部分でなぜかモタる。濱gソロのサイズが半分だ。そしてこの曲の(というかこの日のライブの)ハイライト!GDの長いドラム・ソロに突入する。これはリハの時も一番GDが練習していた部分だ。恐らく自分で譜面にしたか、じっくり構想を練ったに違いない。普通のバッキングのときより安心して聞ける(笑)GDソロが終わった後、ホッとしたに違いない。MCが入るがカセット録音のうえ、マイクを通さずしゃべっているため良く聞こえないが、笑い声がおきているので、なにか冗談を言ったのだろう。時々、拍手が起きるのはメンバー紹介だな。『ビッチズ・ブルー』が始まる。今よりオリジナルに近い感じで始まる。西村tpかなり間をとっての演奏で、これがなかなか良い。山田ワウ・ギターがザッパ風のソロ、濱gアウト気味のディストーション・ギターで全体の音もデカくなる。『VoodooDown』が始まる。GD律儀にリズムを刻み続ける。西村tpほとんどノー・エフェクトでソロ。山田gはまたワウだ。今日は山田gワウが多いぞ。濱gもつられてワウでバッキングしはじめる。C#-F で『バック・シート・ベティ』に入る。16ビートだが、やや重い感じでグルーブする。河合ts、濱gともブルジーなソロだ。『ソー・ホワット』8ビートで始まる。山田gクリーン・トーンでカントリーっぽいソロ。河合ts、西村tp、のソロは普通。濱gこれは自分で今聴いても良いソロだ(!)。『イッツ・アバウト・ザット・タイム』静かに曲に入って来る。西村tp疲れてきたのか音程がふらつき気味。河合ssのソロが結構良い。山田gが出た!ビル・フリゼール風だ!スローダウンして『イン・ア・サイレント・ウェイ』になる。2ギターでテーマの後、西村tpでテーマ。オシイ!ミス・トーンが出た。この曲はどうやらホーン奏者にとっては難しいらしい。最後は『スパニッシュ・キー』だ。今とまるでドラムが違う。ハネないビートの演奏だが、これはこれで面白いかもしれない。この曲の濱gのソロは今より上手い感じがする(どうする俺)山田gのソロはこの日最高のフリー度だ!なにを考えているのだ!?曲が終わり、この日で最後のGDに盛大な拍手が送られる。GDは、恐らくこんなに長い時間ライブをやったのは初めてだったろうと思う。ご苦労様。


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