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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

60年代中期ポップス

小学校6年生からラジオを聞き始め、洋楽を聴くようになった。今までTVとかで聴いていた音楽との違いに衝撃をうけ、その魅力にすっかりとりつかれてしまった。正確に言うと1965年からリアルタイムにポップスを聞き始めた。ビートルズが来日した1966年の少し前からということになる。この辺の記憶がゴチャゴチャになっているので時代的に前後するかも知れないが自分の記憶をそのまま書くのも面白いと思う。当時札幌ではHBCとSTVの2局の民放ラジオ局があった。俺が良く聴いていたのはSTVの『はいダイアルリクエスト』とかいう毎日やっていたランキング番組だった。ビートルズはもう『ガール』『ミッシェル』の時代だったと思うが、ハッキリ覚えていないほど昔の事となってしまった。この頃は未だロックという概念が無かった頃だ。もちろんロックという言葉はあったが今のロックという意味での言葉とはチョット違うような感じだ。これは67年位までそうだったと思う。たとえばジミ・ヘンとかバニラ・ファッジにしたって俺はポップスとして聴いていたからなあ。まあそれはともかくとして、とにかく洋楽の響きは12歳位のガキにとってはそれは心地良いものだった。特にブリティシュ・ビートはそのメロディの良さに感動したものだ。例を挙げると先ずビートルズ『アスク・ミー・ホワイ』『イッツ・オンリー・ラブ』『アイル・ビー・バック』ストーンズ『テル・ミー』『タイム・イズ・オン・マイ・サイド』『ハート・オブ・ストーン』ホリーズ『バス・ストップ』ザ・フー『キッズ・アー・オールライト』デイブ・クラーク・ファイブ『ビコーズ』ピーター&ゴードン『愛なき世界』キンクス『ユー・リアリー・ガット・ミー』ゾンビーズ『アイ・ラブ・ユー』サーチャーズ『恋の特効薬No.9』アニマルズ『孤独の叫び』スペンサー・デイビス・グループ『アイム・ア・マン』シーカーズ『ジョージイ・ガール』トレメローズ『サイレンス・イズ・ゴールデン』ウォーカー・ブラザーズ『太陽はもう輝かない』等々きりがないのでもうやめるが、この辺が好きだった訳ですよ。この頃はほとんどラジオに夢中になっていて毎日それこそポップスの番組を探しチューナーを回していた。そうしてたどり着いたのが深夜放送だった。『オール・ナイト・ニッポン』ですよね。まだ糸居五郎さんとか亀淵昭信現社長とかがDJをやっていた頃だ。ほとんど洋楽しかかからなかったので毎週楽しみに聴いていた。まだこの頃はレコードが高価でガキにはすぐに買えなかったのでラジオはホントに我々の味方だった。しかしこの時期のポップスの全盛期にリアルタイムで聞けたという事はなんて幸せだったンだろうと最近思う。ホントに音楽が貴重で宝物の様だった。


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