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減胃庵覚書

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2019.08.03
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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:カテゴリ未分類
胃を切って、消化器系の検査ばかりしていたら、なんと泌尿器系のガンになってしまったことを報告しました。

その後7月上旬に腎臓と尿管、膀胱の一部を切除しました。
細胞検査の結果、特に転移はなく、外にもこぼれていないので、抗がん剤もやらず放免になりました。
いちおう、尿管腫瘍については、これで決着がついたと言っていいかもしれません。

尿路系のがんは、関連臓器を一部だけ切除すると、あとの検証が難しいのです。
また、腎盂、尿管、膀胱と同じ系統の細胞ですし、尿でつながっているので、1か所ガンがなくなっても他の場所に再発することが多いようです。

それを防ぐために、関係する臓器と近隣のリンパ節を全部まとめて切除します。
こうすれば少なくとも同じ系統にはがんができません。
唯一の心配は、一部切除の膀胱。
ここは、もしできても定期的なチェックを頻繁に行えば、内視鏡でとれる程度のものしかできないそうです。

というわけで、57歳にして胃を3分の2失くした私は、70歳を前にして、腎臓、右尿管、そして膀胱の一部を失いました。
これで残りの人生やっていけるのか不安ですが、仕方がない。
流れに逆らわず過ごしたいと思っています。


手術は某大学病院で行いました。
その前に関連病院から大学病院あてにCDROMによるひきつぎがあったはずですが、大学側のある医師がそれを見ずに、大学であとで撮ったCTだけを見て、肛門近くの塊を転移だと言い出し、しばらく騒ぎになりました。

関連病院では、12年前の胃を切った当時からのCT画像を用意してくれ、それを見せたうえで、両病院の医師同士が話をして、やっと大学側が納得するという失態がありました。
大学病院はどこも同じかもしれませんが、チームで患者を診ます。
誤診をした医師は、入院前の患者の最終確認をする立場の医師で、全体の流れからは外れています。
しかし、その医師が書いたカルテをそのまま主治医チームがうのみにして治療を続けようとしたわけですから、誤診をした医師個人というより、システム的な欠陥があったともいえます。

関連病院の資料を一切見ずに、自分の目の前の情報だけで人の命を左右するという恐ろしいシステムと言えないこともないのですが、個々の医師がもう少し注意深く対処すれば誤診を防げる可能性はあると思います。

何れにしろ私は、転移が大きいから手術はできず、抗がん剤で小さくなるまで入院してもらうといったことを言い渡され、ある公益団体の会長も辞任しましたし、大きく人生が変わりました。

そしてそれが結局は誤診だったと分かったわけですが、いまさら元に返すわけにもいかず、腹立たしい思いをしています。 まぁ命が助かったのだからよかったという風に自分を納得させていますが。

がん医療はむつかしい。
それは、技術的にがん克服の道が確立されていないというだけでなく、現場の医師の軽率な判断が人の命や人生に直結しているからです。
医師は、こんな批判があってもおそらく何の反省もせず、あいかわらず自分の持っている短距離な知識だけで、もしかしたら間違っているかもしれない診断を繰り返してるのでしょう。

どうか皆さんも、これはおかしいと思ったら、遠慮なく医師に意見を表明してください。
自分の命は自分で守るという真剣な姿勢が何より求められるのではないでしょうか。





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Last updated  2019.08.04 08:17:46
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