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2006.04.14
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エイリアスにはクエンティン・タランティーノが
役者として登場するエピソードがありますけど、
切れた悪役が見事にハマり、
美味しい見せ場を全部いただいちゃってましたね(笑)

彼が登場すると主役を食ってしまう「食えん役者」
なのに、実際には露出が全然、足らんてぃーの。

現在WOWOWで放送中のCSI:5では
彼が「監督したエピソード」が控えてるそうで、一応それも楽しみです。

キル・ビル等の監督・脚本家として一流のタランティーノですが、
良い役者さんですので、もっともっと出演して欲しいものです。
彼の持ち味である「切れた演技」が見られるのは、
何と言っても「フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996)」でしょう(脚本も!)

DVD フロム・ダスク・ティル・ドーン <期間限定生産>

ジョージ・クルーニー、ハーベイ・カイテル、ジュリエット・ルイス、サルマ・ハエック等、名優達(ていうかファミリー)が出まくったヴァンバイア映画です(笑)
監督は、今やアクション映画の売れっ子、ロバート・ロドリゲス。
何度もTVで放映してるから、御存知ない人はいないと思いますが・・・。
役者としてのタランティーノが見れる貴重な映画ってことで。

この映画で顕著に感じられる事があります。
「この人達は映画を楽しんで作っている」ということです。
本来B級映画に求められるのは、このノリなんですけど・・・、
ノリだけで演出が上手くいくわけではありませんよね。

結局、能力のある作り手によってのみ、
完成度の高いB級映画が出来上がる。そんな、
ある意味、矛盾した結論に行き着くのであります。

完成度の高いB級は、もはやB級じゃないだろ。
てなツッコミが可能なわけですが、確かにそうかもしれません。

特に、この「フロム・ダスク・ティル・ドーン」では、
前半の犯罪逃避行映画、後半のゲテモノ映画。
まったく異なる二種類の映画が、
何の伏線も無く唐突に転換するという大実験がなされています。

そう考えた場合、
後半の題材がB級ネタなだけで、
あるいは映画史に名を残す、特別な作品なのかも。





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Last updated  2006.04.14 15:23:40
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