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カテゴリ:お気に入りB級映画
エイリアスにはクエンティン・タランティーノが
役者として登場するエピソードがありますけど、 切れた悪役が見事にハマり、 美味しい見せ場を全部いただいちゃってましたね(笑) 彼が登場すると主役を食ってしまう「食えん役者」 なのに、実際には露出が全然、足らんてぃーの。 現在WOWOWで放送中のCSI:5では 彼が「監督したエピソード」が控えてるそうで、一応それも楽しみです。 キル・ビル等の監督・脚本家として一流のタランティーノですが、 良い役者さんですので、もっともっと出演して欲しいものです。 彼の持ち味である「切れた演技」が見られるのは、 何と言っても「フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996)」でしょう(脚本も!) ジョージ・クルーニー、ハーベイ・カイテル、ジュリエット・ルイス、サルマ・ハエック等、名優達(ていうかファミリー)が出まくったヴァンバイア映画です(笑) 監督は、今やアクション映画の売れっ子、ロバート・ロドリゲス。 何度もTVで放映してるから、御存知ない人はいないと思いますが・・・。 役者としてのタランティーノが見れる貴重な映画ってことで。 この映画で顕著に感じられる事があります。 「この人達は映画を楽しんで作っている」ということです。 本来B級映画に求められるのは、このノリなんですけど・・・、 ノリだけで演出が上手くいくわけではありませんよね。 結局、能力のある作り手によってのみ、 完成度の高いB級映画が出来上がる。そんな、 ある意味、矛盾した結論に行き着くのであります。 完成度の高いB級は、もはやB級じゃないだろ。 てなツッコミが可能なわけですが、確かにそうかもしれません。 特に、この「フロム・ダスク・ティル・ドーン」では、 前半の犯罪逃避行映画、後半のゲテモノ映画。 まったく異なる二種類の映画が、 何の伏線も無く唐突に転換するという大実験がなされています。 そう考えた場合、 後半の題材がB級ネタなだけで、 あるいは映画史に名を残す、特別な作品なのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.14 15:23:40
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