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あぐりブログ

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2001年の農作業日誌(茨城南部)

2001年
茨城南部
約1反


4月1日 晴れ 暖かい
農家の人がトラクターでうなっておいてくれた
マンノウ耕作兼堆肥鋤き込み
大根は中にすがはいって腐っているものも多い
ニラ若い芽が出てきた
収穫:大根、ネギ

きのうはこの季節で23年ぶりの雪。朝晩は氷点下だった。今日はうってかわって暖かいが。
ホウレンソウは値が下がったので休み。午前中、トンネルをはずしていたが、ぬかるんでいて疲れた。
これからは除草が主な仕事。トラクターをかけられるところはかけるが、作(サク)を作っているところは手で取る。
今年はネギを失敗した。作り直している。去年は人にあげるほどあったが。


観音講の中日のせいか、バスを連ねて大勢来ている。停まるところがないのか、国道にも停まっていた。チャーターした小型マイクロバスに、おじいさんおばあさんが一杯乗っている。

4月15日 晴れ 暖かい
マンノウ耕作兼堆肥鋤き込み
里芋を植える。貯蔵していた芋は、この冬寒かったせいかドロドロに腐っているものも多い。
ソバが生えてきているが、今生えたものは実らない(暑いと実らない)
ネギのほとんどにネギ坊主が出ているので、とる(一部種用にとっておく)
イチゴ、大根花咲く
収穫:ネギ

大根やキュウリは種をとっても使えない(注:と農家の人は言ったが、大根は使えた。質もそう変わらず青首系が数年続けて取れた。売り物になるかは不明)

ホウレンソウはこのところの陽気でおっつかないくらい育っている。あと1週間くらいだろう。それ以降は育ちすぎて出せなくなる。朝は露が多くて、取ると汚れる。昼とる。
早生の稲を植えているところは、4/12に田植えをした。盆前にはとる。

小麦、ソバなど大量にまくものは自分で種をとる。野菜はだめなものが多い。

米も自分で取っていた。今は刈り取りを業者にまかせているのでとれない。火力乾燥させた米は種には使えない。農協で買うのは消毒されているが、ホームセンターで買うのは安いがされていない。自分でスミチオンで消毒する。遅く行くと売り切れている。今年3月末に行ったときにはもうなかった。今は買う人が多い。米を自家採取していたときも、3年に一度は更新していた。栃木、群馬の種を使った。


5月4日 晴れ
ネギ苗をもらって植える
マンノウ耕作兼堆肥鋤き込み
イチゴ実がつく
ジャガイモ芽が出た後茂っている
里芋はまだでない

またホウレンソウを始めた。連休中は市場が休みだからそう忙しくない
田植えは大体終わったところが多い
野菜は線虫が出てうまくできない。昔みたいに陸稲を作っているとそう出ないが。今は野菜しかやっていないから。


観音講は3/18から4/17まで。ちょうちんもすっかり取り払われ静か。
近所に都会の若者が畑を1反5畝ほど借りて、ソバの若芽を出荷しはじめた。ビニールハウスを建ててトラクター他農具をしまい、ほとんど毎日来ている。


5月12日 晴れ
野菜植え:トマト(プチ、福寿、桃太郎)、キュウリ(南極1号)、つるありインゲン、ナス(長ナス、千両)、ししとう、ピーマン、枝豆、モロヘイヤ、スイカ(小玉、大玉、自家種)、ヤーコン、おくら(自家種)、カボチャ(都カボチャ):品種は毎年、基本的に苗屋で売っているものをあれこれ買っており、あまり選んでいない
大根種ができる

5月20日 晴れ 暑い
トラクターをかけておいてくれる
マンノウ耕作兼堆肥鋤き込み
ジャガイモ除草
収穫:イチゴ

6月3日 晴れ
粟、高黍、稗、黍種まき
うつぎの花が咲く頃が粟をまく時節。先週のほうが蒔きどきだった

トウモロコシ、枝豆、ニンジン種まき
ハヤトウリ植え
トマト、キュウリ、インゲン誘引 葱坊主とり
収穫:イチゴ

ネギは梅雨の頃は晴れ間があるたびに農薬をまく
でないとウイルスが入る
このへんはネギとレタスの連作でウイルスが広がっている

ホウレンソウはまだ蒔いてある
今日はニッコウキスゲを太田市場に出す


6月17日 曇り→雨→晴れ
雑穀、トウモロコシ、里芋芽が出る
黒豆、小豆の種を蒔く
ネギ除草土寄せ
大根とネギの種とる
収穫:ナス、インゲン

麦刈り終わっていた

6月24日 曇り→薄晴れ
高黍、稗間引き、高黍土寄せ
枝豆2本しか芽が出ない
ニンジンまきなおし
収穫:ナス、インゲン、イチゴ、しし唐、キュウリ

6月30日 曇り時々雨
粟、黍まびき
ニンジン間引き
小豆や黒豆はよく芽が出る
ジャガイモ枯れる
収穫:ナス、インゲン(多)、イチゴ(多)、しし唐、キュウリ(多)

7月7日 晴れ
黍まびき、粟土寄せ
粟、黍、稗、高黍除草

苗で植えた枝豆はよく実る、枝豆は早い時期に植えたほうがよいようだ
収穫:キュウリ、トマト(多)、インゲン(多)、しし唐(多)、ピーマン、ナス、イチゴ

7月13日 快晴→雷雨
高黍、黍、稗土寄せ、稗黍除草、黍間引き
稗穂が出始める、黍も数本出る
高黍いきなり丈が伸びている。粟は小さい
土寄せは育つと大変、早いうちにやったほうがよい
稗、黍は生長が早く、粟は遅い。稗、黍を先にまびいたほうがよい

花豆、ささげなど豆類種まき
収穫:キュウリ、トマト、インゲン、しし唐、枝豆、ナス、イチゴ

今日久々に雨が降った(東京では梅雨の降水量が去年の4分の1)

7月28日 曇り→晴れ
畑を貸してくれている農家が、畑の周囲や空き地に除草剤をまく
稗、高黍除草
稗、黍完全に穂が出る
高黍も穂が出始める
粟は胸丈でまだ
黍は間に合わず、除草、間引きをしなかった条が3列あるが、背丈は除草間引きをしたところよりも高い。ただしひょろひょろ

豆、野菜除草
収穫:キュウリ、トマト、しし唐(多)、ピーマン、ナス、イチゴ、カボチャ、スイカ

ずっと雨が降っていない。畑の人は水がいる
空梅雨の今年は、瓜やスイカがよくなる
台風が来ればいいが、そろそろ米の花が咲くので、来るとすれて米にはよくない。こないほうがいいかもしれない


8月4日 晴れ→雨→晴れ→曇り
粟除草
黍に倒伏防止のテープ張り
粟穂が出始める

ナス刈り込む
黒豆に虫が出てかなり葉を食われる
つるなしインゲン、しし唐にアブラムシ、カイガラムシが出る
カボチャ、スイカはよくなる(今年はスイカの当たり年)
収穫:ナス、トマト、キュウリ、ピーマン、しし唐すべて少しづつ
スイカ3ヶ、カボチャ2ヶ、青ウリ


8月25日 晴れ
台風で稗、黍、粟倒れる
稗と黍は間引きが間に合わず細く茂ったままだったため、弱い。間引きは必要
稗がすずめにかなりやられる。黍にも少しついている
高黍はアブラムシで黒くすすけたようになった
粟、黍を起す。ただし、倒れたものは戻せない。水がないから芽は出ないだろうとのこと。
稗を半分刈る
防鳥ネットを張る

虫でぼろぼろだった黒豆は新しい葉が出てきて茂っている
大豆はやせている。早めにまくか、連休時苗で植えたほうがよい
ソバまき用の畑草刈
収穫:ナス、ししとう、インゲン、ジャガイモ、青ウリ、スイカ、カボチャ

8月26日
稗残り半分と黍刈り
おじいさんは、稗を早めにまくと作業が集中しなくてよい、という
黍は収穫を3週間ほど早めた。干すのに秋の長雨にかからぬよう


収穫:ナス、トウモロコシ、ジャガイモ、青ウリ、スイカ4ヶ、カボチャ2ヶ

9月1日 晴れ
8/30に、畑に干してある黍と稗の上にビニールをかけておいてくれた
8/30、ソバまきの畑トラクターでうない済み
黍脱穀とソバまきを手伝ってくれた
スイカ、カボチャを収穫しておいてくれた。照りで割れるため

稗脱穀。かびているのもあるが、かびはダイジ(大丈夫)だという。束を小さくして干したほうがいい
黍も午前中地面の上に干し、やはり今日脱穀したほうがよいようなので、3時頃から脱穀
ソバまき
高黍は半分くらいアブラムシにやられ、実が入っていない

花豆がさかんに花を咲かしている。早いと実らず、遅いと実っても霜が降りて実がやられる。涼しいところでないと作れない
里芋が小さいが、照りのせい。秋から伸びるのでダイジ。11月までのびる。
黒豆が実が黒く落ちているのは高温障害、これからまだ花が咲くのでダイジ
収穫:ナス(多)、トウモロコシ、キュウリ、インゲン、モロヘイヤ、スイカ、カボチャ

ソバは17日観音、22日地蔵、28日?と言って28~31が最後の蒔きどき。それより遅いと霜にあたる。ソバは霜にあたると花が咲いても実がつかない。最近は暖冬だから9/1でも大丈夫だろう

8月26日以降、曇りが雨で秋雨的な感じになってきた。長いときだと、9/15頃まで秋雨になる



9月8日 曇り→雨→晴れ
脱穀後の稗、ふるって干してくれる
高黍倒伏分穂苅
ソバ芽が出る

里芋、豆、ニンジン除草
大根種まき(大根は春とった種)
白菜苗移植
収穫:ナス、トマト、ピーマン、ジャガイモ、モロヘイヤ、カボチャ

大体稲刈りは終わり

9月15日 曇り
高黍穂苅
高黍は茎が細く台風で折れて落下、地面で芽吹く
間引きの失敗とアブラムシのせいか?
粟、台風でかなり倒れる

里芋急にのびる
まだ土の中にいるジャガイモ、芽が出始める。急いで掘り出して暗所に貯蔵
収穫:ナス、ピーマン、しし唐、トマト、モロヘイヤ、ニラ

アブラムシが台風できれいにいなくなった
台風で花が倒れて全滅した



9月29日 晴れ 暑さ寒さも彼岸まで、というが、とおばあさん、すでに涼しく秋の日差し
脱穀後の黍、稗、高黍干してくれる
粟刈り、ハウスに干す
そば花が咲きはじめる
ささげ、花豆も花と実がよくつく(今咲いている花は多分実はつかない)
黒豆、小豆もよく実がついている
ソバ、白菜の葉を虫がくっている。見るとバッタがいるが?
収穫:ナス、ピーマン、しし唐、モロヘイヤ、ニラ

10月8日 曇り少し雨
粟穂苅
粟一気に赤くなっており、すっかり乾いてきりやすい
高黍引き抜き(今年は根が浅く、簡単に引き抜ける)

収穫:ナス(終了)、トマト(終了)、モロヘイヤ、ピーマン、しし唐、ニラ

10月13日 晴れ
粟茎を苅り、堆肥に積む
高黍引き抜き

タマネギたねまき
ヤーコン、里芋大きくなる
収穫:モロヘイヤ、ピーマン、しし唐、ニラ、大根

野菜は束10円。でも出荷がただだからお金になる。
ヤーコンは11月半ばから12月に掘る。葉は霜があたる前に刈って干してお茶にする


10月21日 曇り
粟脱穀。途中くるり棒が壊れ、粗くたたいて再乾燥。
今年粟はできがよい
ハウスに干していた粟の穂の上を猫が寝床にしていた
粟畑やソバ畑にも猫の毛がおちている
今年は鳥がついたので狙ってきているらしい

そばはまだ満開
小豆の葉が黄色くなる。黒豆はまだ緑
ナスの葉が落ちる
収穫:ニラ

11月3日 曇り→雨 先週は雨で休み
白菜に農家の人が余った防虫剤をついでにかけておいてくれたとのことで、虫が出ず大きく育っている
粟脱穀
小豆収穫、束ねて軒下に干す
小豆、黒豆、ささげなど豆類は出来が良い
大根に自家採取の種を使ったができは良さそう
トマトはまだ茂って花も咲くが実はつかず
ソバまだ花が咲く。緑の実がつきはじめている
収穫:ピーマン、しし唐、ネギ、ニラ、ニンジン

近所では11/10頃麦をまいた。昔は手まきだったから、10/20~11/4くらいまでにまいた。大体10月末。昔より寒くなくなったから遅くなった

11月17日 曇りときどき晴れ
高黍脱穀、粟黍稗高黍の唐箕たて
午後唐箕を貸してくれた近所のおじいさんにお礼がてら返しにゆき、お茶する

ささげ、小豆収穫
ネギ除草土寄せ
モロヘイヤほとんど枯れる
ニンジンは長人参だった。牛蒡のように長くて掘るのが大変。昔は鉄棒でくりぐりやって抜いたという
里芋の葉に黒い斑点がある→病気(注:里芋の病気はめずらしい。この畑で7年ほど作ってめったに出ない-2006)
ソバは実入るが青い。いつもよりまいたのが遅いため
収穫:大根、ニンジン、白菜

霜はもう2、3回おりている
イチゴが株のまま蔓が出なかった→植え替えたほうがいい。だがもう今年は遅い。寒くて根があがってしまうから、来年植え替えるといい


11月25日 晴れ
先日大霜が降り雪が降ったように真っ白になった
今週霜は4回降った。昼は17℃くらいで、朝昼で20℃温度がちがう
ソバ刈り、脱穀
黒大豆収穫、束ねて軒下に干す
小豆、ささげ収穫
一気にソバが黒くなり、黒豆、小豆などの葉がおちる
ナス、トマト、里芋、ヤーコンの葉も黒ずむ
人参、大根、白菜、ネギは青々として元気
収穫:大根、ニンジン、ネギ

霜が降りるとソバはだめ
豆も葉が落ちれば終わり


12月2日 晴れ
ソバ残り刈り、脱穀。霜にあたり、収量割悪し
ささげ、小豆、花豆収穫
ささげと花豆は蒔くのが遅すぎたか?実る前に霜にあたり、葉はしおれ、さやは青いまま
里芋を掘り起こし、茎を切って土中深く埋め、マルチを張って貯蔵
ヤーコンを掘り起こし、葉と芋(?)を収穫、芽は里芋と一緒に土中深く埋め、マルチを張って貯蔵
ヤーコンの葉はお茶にする(糖尿病にきく)
タマネギ苗植え
大根、白菜はできがいい
豆類、ハヤトウリも一気に葉がおちる
収穫:里芋、ネギ、ニンジン、大根

今年のソバははずれ、とどこでも言っている
近所で鶏糞をまいていた。冬になって畑が休みになるとまく

昔はかきもちに炭酸の代わりに里芋をすりおろして入れた(ふくらますため)
米、塩、調味料、ゴマ、海苔などを蒸す、搗く、干す(保存できるよう)、弱火で揚げる


12月9日 晴れ
黒豆たたいて落とす
大根土寄せ
ネギ除草
白菜しばる
収穫:里芋、ネギ、ニンジン、大根、白菜

食用菊は春植える。霜に当たる前せっせと取った

12月24日 晴れ
干し場解体、支柱など片付け、野菜用のマルチはがす
雑穀の茎などを集めて堆肥に積む
ネギ苗2,3センチ
収穫:里芋、ネギ、ニンジン、大根、白菜

冬至にはゆず湯に入り、こんにゃくとカボチャを食べる。こんにゃくは体の砂洗い。体の中の砂を出す

1月20日 晴れ→曇り
マンノウで耕作兼堆肥鋤き込み
ネギ苗除草
堆肥積み替え。カブトムシの幼虫がたくさん出てきた
収穫:里芋、ニンジン、大根、白菜

親戚が選挙に立候補、急に忙しくなった。1/6から準備で毎日朝5時-夜8時。親戚はいつまでも代々続く。縁戚は大体3代で終わり。皆出ないと反対だと思われるからそれが嫌で手伝いに出る。でも一人しか落ちない。今回は大丈夫だろう。

2月10日 晴れ
マンノウで耕作兼堆肥鋤き込み
収穫:ネギ、ニンジン、大根、白菜

選挙は受かった。落ちたら、がんばらなかったからだ、と言われるからよかった。

2月24日 晴れ 暖かい
マンノウで耕作兼堆肥鋤き込み
収穫:ニンジン、大根

親戚の手伝いは1軒あたりで出る。昔から一人所帯はかまどが立たないが、十人所帯はかまどが立つという。一人暮らしの老人でも1軒、十人でも1軒、一人出る。

3月3日 曇り→晴れ
マンノウで耕作兼堆肥鋤き込み
イチゴ、ネギ苗除草
収穫:里芋、ニンジン、大根

3月16日 晴れ 暖かい
農家の人がトラクターをかけておいてくれる。畑の周囲には除草剤
マンノウで耕作兼堆肥鋤き込み
収穫:白菜、ニンジン、大根

白菜にはムクドリがつく。虫よりも葉を食べている。

3月31日 曇り
マンノウで耕作兼堆肥鋤き込み
市内の種やでジャガイモ、小玉キャベツ、カリフラワー苗を買って植える
ジャガイモは3等分。湿っていれば芽が一個あれば出る。乾いているときは2つ芽があったほうがいいとのこと。
キャベツ、カリフラワーは高畝。
今年は里芋は腐らず、OK。大根は腐るか花が咲いた。
ネギ苗、急に大きく伸びる
堆肥にいるカブトムシは真っ白で丸まって動かず、貝のようだったのが、半透明で黒っぽくなった部分もある姿に変化。顔が赤く、足もオレンジで動かしている。
収穫:ニンジン、里芋

今年は白菜が豊作、15キロ25円、東京までの運賃が15キロ1?円で、その他箱代などかえって高くつくのでつぶしている
低地でずっとネギ畑だったところが、久しぶりに見たらレタス畑になっていた。トンネル栽培で、昼間上げて風を通し、夕方下げていた
今年は、ホウレンソウはもう終わった
今年はコスモスはやらなかった。来年もやらない。他の花を少し作るので、運送屋はくる




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