2008/03/02(日)00:28
本来なら卒業式
今日は、本来なら、息子の学校の卒業式。
もちろん、休学しているので、卒業はできない。
息子の心の中はどうだろう。
何を感じ、どう思っているのだろう。
きのう、何ヶ月ぶりか、学校の行事予定を出して見ていた。
「今日、予行で、明日、午後から卒業式だって。」
「へー、そうなんだ。」
今朝
「今日、卒業式だ。みんなと一緒に卒業したかったな。」
「先生、何回も、今なら、卒業できるから来られないか?って言ってたのにね。」
「でも、行けなかったんだよね。」
夕方
「今日学校行けば良かった。みんなに会いたかったな。在校生で、でればよかった。だって、みんなあちこちに散らばっちゃうんだよ。」
「今までは、卒業おめでとう、って何にも考えないで普通に思ってたけど、自分が卒業できなくなって、初めておめでとうってことばの意味がわかったよ。」
見た目には、そう落ち込んでいる様子もない。
「えーい、具合悪くなってやる。」って言ってたけど、元気だ。
「不良になってしまいたい。でも、なれないんだよね。金髪にしたい。ピアスしたい。」
良い子でずーときたので、反抗したくても、反抗できず、思春期をうまく乗り越えられないのか?外に発散できず、内にこもってしまうのか?
田舎なので、どこかに行きたくても、この貧弱な交通機関では、親に送ってもらわないと、どこにも行けないし(特に冬は)、近くに、不良がたまる場所なんてないのだ。
「学校行けなかったらどうする?(春から)」
「だったら通信でもいいじゃない。」
卒業はしたいと思っているので、学校行けるかどうか、心配で不安らしい。
それでも、なにを聞いても「わからない。」と、聞くのも、話すのも拒否していた頃に比べると、少しずつ、いろいろなことを考えてきているようだ。
だんだん気持ちが固まって、覚悟ができてきたのか?
でも、勉強は、していないので、「勉強忘れてしまったので、大学でなく、専門学校に行こうかな。」と言ってた。
まあ、行けなければ、それはそのときで、今考えたところでなにもならない。
主人が「今日、学校行ってたはずなのにな(卒業式で)」って、息子がいないところで話してた。
夜、息子は、久しぶりに、年上の友人を誘って、映画に出かけた。
なにを思っているのだろうか?
時々、人の気持ちが読めたらなと思う。