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カテゴリ:GMO・遺伝子組み換え作物
昨年11月から4回5日間にわたって開催された北海道主催「遺伝子組み換え作物の栽培について考える道民コンセンサス会議」では、広範な道民の間でのたゆまぬ意見交換と多方向での情報の授受が必要だとされています。
明日19日北海道食の安全・安心委員会が開催され、 そこで<コンセンサス会議の市民提案が紹介されます。すでに新聞等で公開されていますのでご存じの方も多いと思います。上の市民提案、まだ読んでらっしゃらない方はぜひご一読を。 一方で私は「遺伝子組み換え作物対話フォーラム」の開催に関わってきました。(過去のこのジャンルの日記をご覧下さい。) 私が中心になっている千歳対話フォーラムだけでなく道内のいろいろなところで小フォーラムが開催されてきました。(これからも~) 私は1年前には「GMなんて絶対ダメ!」と思っていましたが、多くの専門家の話を聞き推進派・慎重派・反対派の話を「専門家の社会リテラシーと非専門家の科学リテラシーの向上」というJSTの課題による冷静な意見交換の中でずいぶん洗脳されてしまいました。 それまで考えていたアメリカのごく一部大企業が握っている穀物種子による世界性は的なGMOイメージから、もしかしたら我々に有益で環境とも共存できるGM(農作物とは限らない)の可能性はたくさんあるのかもしれない・・・と。 ただ、現在存在し商業化されているGM作物についてはNO!とはっきり言えます。 昨日はこの双方のメンバーからなる「道民円卓会議」が開催されました。 今回は消費者の人が最も多く、続いて私のような生産者(この中には推進派もいます)、大豆を原料とする加工業者、それから研究者(北大・松井教授)オブザーバーの道 で構成されています。 北海道の安全・安心な食と食糧基地としての立場を前提として今後の農業を考えるとき、後継者の不足や農地の集積による(特に穀物)規模拡大には省力化は必要になってきます。 そういう意味では安価な省力化の方法として低農薬にもつながるGM作物は選択の領域に入る余地があります。 いずれにしてもこの会議の中では既存の大企業が握るGMOの栽培はNO。 平成20年秋の条例見直しにむけ市民提案を作っていくことが目標です。 興味のある方は、前出の「対話フォーラムのHP」をみてね。 参加もできますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月19日 09時27分34秒
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