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カテゴリ:GMO・遺伝子組み換え作物
世界的な穀物高騰のためコーンスターチや異性化糖という食品や飲料に使われるものの原料が今まで守られてきた「遺伝子組み換えではないトウモロコシ」から「GM(遺伝子組み換え)トウモロコシ」へ変わろうとしています。
日本食品加工という会社(三菱商事の子会社)が2月からGMトウモロコシを輸入し炭酸飲料の甘味料として供給を始めたそうです。(19日付日本農業新聞) これまでは非組み換えにこだわっていたけれども原料の確保が難しくなって来年1月までに15万トン輸入する計画だそうです。 コーンスターチは小さな子どもが口にするお菓子や加工食品の原料にたくさん使われています。それから清涼飲料水・そしてビールに発泡酒。 そこにしっかりと入ってきます。 今までにも食用油の原料や醤油の原料にGMコーンは使われてきましたがそれ自身が食用になるのではなく揚げ油や調味料でGMとして残るタンパク質は残らないと言うことで表示はしなくてもいいことになっています。 でも、コーンスターチならまだ「GM使用」と表示を明記されるけれども、異性化糖にしてしまい清涼飲料に使われて時には表示しなくてもいいそうです。 いいんでしょうか! これは食料を輸入してあたりまえと考えている日本では 「仕方がない」ことなんでしょうか? いつまでたっても自給率向上のための方策を作れない国のあり方、農業を犠牲にし重工業を優先しようと言う考え方 とりあえず安ければなんでもいいという安易な食への態度 自分だけが考えたり努力しても仕方がないと思う考え方 わざわざ選んで遺伝子組み換え食品を食べたいと考えていないなら、何か努力しなければならないのではありませんか? 科学は一般市民にはわからないいいことも悪いこともたくさんあるんだと思います。 遺伝子組み換え食品が安全かどうか今の私にはわかりません。 今まで国が一旦「安全だ」といった農薬や食品添加物や建築資材が、のちに「危険」と判断されて禁止になったものがたくさんあります。 開発した科学者やそれを利用とする者は「時間をかけてその安全と優位性を(それと負の部分も隠さずに)だれにでもわかる言葉を尽くして説明する責任」があります。 私たち一般人も与えられるものをただ受け入れることではなく、よく話を聞いて疑問を抱きぶつけて意見交換したり学んだりして、自分や子孫が生きる環境を守るために行動する責任があります。 (私は遺伝子組み換え作物対話フォーラムプロジェクトに協力し 対話小フォーラムの開催や円卓会議への参加をしています。興味のある方は お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年04月19日 22時31分50秒
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