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2007/06/02(土)18:15

映画「大日本人」を観た

音楽・映画(430)

本日封切りの松本人志初監督作品「大日本人」を観てきた。 ジャスコの中の TOHO プレックスで観てきたのだが、初日だけあって中々の入り。「マトリックスレボリューションズ」の先行封切りよりずっと入ってた。 ストーリーは、先祖代々電流を浴びると巨大化する特殊体質を受け継いだ主人公「六代目 大日本人」(松本人志)が不定期に出現する獣(じゅう)と呼ばれる妖怪のような巨大怪獣と戦うという話を縦軸として、彼を取材しているルポライター(実は大日本人に仕事を委託している自衛隊の回し者)のカメラを通して主人公の日常が描かれるというもの。本来はヒーローであるべき大日本人が意外にも迷惑がられていて、そこがまた話の重要なポイントにもなっている。 いくつかの怪獣退治エピソードを、非常に退屈でだらだらーとした会話を延々と撮るインタビューでつないでいる。だからといってカット割が下手かというとそういうことでもなく、割と映像のテンポはよかった。全体的には面白いなと思った。最後の最後は完全にグダグダとした感じになり、「あ、逃げたな」と思ったのだが、これもまた一つの松本的な味と感じれば楽しめるだろう。 だが、この映画にはダウンタウンの松本人志という人をあらかじめ知っていて初めて成立する部分が多く、初めて観る外人には絶対理解されないだろうなと思った。 映画が終わって帰る観客が「これはヒドすぎる!」とか言って苦笑していたが、まあそれが一般的な意見なんだろうな。ただ、インナーワールドからとりあえず引き出してきたものでこれだけの映画を構成できるわけだから、二作目、三作目がどう変わっていくかは楽しみだなと思った。 あと、竹内力はできあがったこの映画観て激怒しないんだろうかと心配になった。それと劇中挿入歌「ふれあい」が良かった。中村雅俊もカメオ出演。

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