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三つ子の活字中毒百までか?



ただの活字好き。
「小説すばる」を定期購読しているので、
主にその感想を載せています。
あと、英語の本(ほとんどミステリー)を細々と読んでいます。

ネタばれは極力載せない方針ですが、
たまに載ってしまうこともあるので、ご注意ください。

知識、教養、読解力がないのが悩み。


2017年11月23日
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カテゴリ:日本語本

空飛ぶタイヤ 上 講談社文庫 / 池井戸潤 イケイドジュン 【文庫】​ ​

空飛ぶタイヤ 下 講談社文庫 / 池井戸潤 イケイドジュン 【文庫】

走行中のトレーラーのタイヤが外れて
歩行者の母子を直撃した。
ホープ自動車が出した
「運送会社の整備不良」の結論に納得できない
運送会社社長の赤松徳郎。
真相を追及する赤松の前を塞ぐ大企業の論理。
家族も周囲から孤立し、
会社の経営も危機的状況下、
絶望しかけた赤松に
記者・榎本が驚愕の事実をもたらす。

内容(「BOOK」データベースより)

テレビドラマ「陸王」も好評な池井戸潤さん。
こちらは少し前の「空飛ぶタイヤ」を読みました。

事故を起こしたトラック。
社長の赤松は、事故の責任は感じていたが、
整備がちゃんと行っていたので、
事故原因が整備不良と言われて
釈然としない。

取引先から取引を打ち切られ、
警察からは逮捕されるかもしれない恐怖。

資金繰りに困り、
おまけに賠償金も払わなければいけないかも
しれないという絶体絶命の危機。

のっけから緊迫の展開で、
もう面白いのなんのって。

いろいろあって、最後は
トラックの製造メーカー・ホープ自動車との
戦いになるのですが、
中小企業と大メーカーとの勝負は
もちろん中小企業の負け、と決まっているわけで・・・。
何せ資金繰りがキツイ。

ハラハラ、ドキドキがずっと続きます。

常に崖っぷち。

この先どうなるんだろう?
と読んでいくと、意外な道筋が見えてますが、
もちろん一筋縄ではいかない。

超弩弓のエンタテーメント小説。
読み出したら止まらないべージターナー。

上巻は通勤電車の中でちびちび読んでいましたが、
下巻は我慢が出来ず、
休みの日に一気読みしてしまいました。

ところで、敵役のホープ自動車って、
財閥系で、ホープ重工、東京ホープ銀行、
ホープ商事のグループ企業を持つって、
それ三菱ですよね(笑)。

実際の所は分かりませんけど、
余りにもリアルに書いてあるので、
この小説がまるでドキュメンタリーの
ように思えてきます。

リコール隠しで信用をなくした会社。

三菱自動車の人が読むと複雑な気持ちになりそうな位、
ボロカスに書いてあります(^^;)

いつも銀行を敵役に持ってくる池井戸さんですが、
今回は東京ホープ銀行を、
まともな会社として描いています。

銀行も、自動車会社も出世争いが激しく、
様々な立場の人間を描いているので、
奥行きのある内容になっていました。

これも映画化になります。
楽しみですねえ。






最終更新日  2017年11月23日 00時49分40秒
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