三つ子の活字中毒百までか?

2011/10/20(木)23:31

研究所 三崎亜記

小説すばる2011年(187)

小説すばる2011年11月号 研究所 三崎亜記 自分たちを動物に見せかける能力を持つ日野原さんたち。 彼女たちの能力を調べる新研究所には、 恐るべき怪物が閉じ込められていた。 (小説すばる10月号より転載) 小説すばるに三崎亜記さんが登場するのは久しぶりです。 前回の話の続きのような気がします(昔過ぎて余り覚えていない) 動物園に出かけて檻の中に座っているだけですが、 超能力で観客に動物がいるように見せかける という仕事をしている日野原。 日野原よりも強力な能力を持つ高校生・ユミちゃん。 そのユミちゃんの能力開発が元で研究所が大騒動に・・・。 のっけから「専門用語」の羅列で取っつきにくいですが、 読み始めると、もう没頭して読んでしまいます。 相変わらず不思議な話ですが、 過去の短編と比べるとかなりわかりやすいです。 出てくる「用語」は難しくてちんぷんかんぷんですが(笑) しかしわかりやすい分、三崎亜記さん特有の 不思議さが薄れているような気がします。 もう少し「奇想天外」なほうが好きですね。 読んでいてオール読物に載っていた 【増山超能力師事務所】誉田哲也 を連想してしまいました。 なんか、雰囲気が似ているのですよね・・・・ 【送料無料】小説すばる 2011年 11月号 [雑誌]

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