2016/05/11(水)22:39
太陽にふれる月 第四回 大村友貴美(小説すばる5月号)
小説すばる 2016年5月号
太陽にふれる月 第四回 大村友貴美
長崎のコンビニでアルバイトをしている樋口観月は、
その少ない収入を夫とその家族に吸い取られ、
結婚生活に光を見いだせないでいた。
精神的に追い詰められ、あてもなく公園を歩いている
道すがら、見知らぬ女が植え込みに隠したボストンバッグを
発見する。バッグの中には大金が入っていた・・・。
(小説すばるより転載)
樋口観月、追われています。
就職も決まらないうえに、元・夫と正体不明の人物に。
夫も甲斐性が無い割には、奥さんの追跡には冴えを見せて
恐ろしいです。
頭が切れる上に、行動力もあり、凄腕です。
この努力をお金を稼ぐ方向に使えばいいのに・・・(笑)
正体不明の男のほうもかなり不気味です。
ストーカーですねえ。
こちらもかなり恐ろしいですね。
二人の男に追われて、読んでいてドキドキします。
そして就職のほうは・・・。
これも何だか変な男(失礼)が出てきて、
良いことなんだか、悪いことなんだか?
次回、めちゃめちゃ注目です。
前回の感想は→【第三回】