三つ子の活字中毒百までか?

2017/02/20(月)20:04

転落の街 マイクル・コナリー

英語本(35)

The Drop Michael Connelly (邦題:転落の街) 絞殺体に残った血痕。 DNA再調査で浮上した容疑者は当時8歳の少年だった。 ロス市警未解決事件班のボッシュは 有名ホテルでの要人転落事件と並行して捜査を進めていくが、 事態は思った以上にタフな展開を見せる。 2つの難事件の深まる謎と闇!許されざる者を とことん追い詰めていく緊迫のミステリー! 内容(「BOOK」データベースより) LAPDのハリー・ボッシュシリーズ。 このシリーズも最近遠ざかっていたのですけど、 去年の週刊文春のミステリーベスト10に 入っていて、久しぶりに読んでみました。 英語の本は2011年に刊行されたようです。 過去の未解決殺人の捜査を開始したボッシュ。 そこへホテルから人が落ちて死亡。 その死んだ人物がなんと、あの アーヴィン・アーヴィングの息子だった為、 アーヴィングから直々の使命を受け、 その捜査もすることになるボッシュ。 死亡は自殺なのか、殺人なのか、事故なのか 何とも判定しがたい状況。 アーヴィングから圧力を受けながら、 捜査するボッシュは、調べていくうちに 政治がからんでくるややこしい状況に・・・。 久しぶりに読んだのですが、 とっても面白かった~。 英語も難しくなく、読みやすかったです。 ただ、コナリー独特の単語が イマイチよく分からない・・・。 「High jingo」とか・・・。 まあ、些細なことなんですけど。 ボッシュの地道な捜査。 犯人逮捕時の緊張感。 相棒や上司との関係。 どんでん返しはないですけど、 濃密に、現実的に、丁寧に 描かれていてページターナー。 円熟の筆ですね。 ただ、この話、過去のシリーズを読んでいないと 人間関係がサッパリ分からないのでは?・・・。 ファンには嬉しい作品でしたが、 新規の読者にはハードルが高そう・・・。 かく言う私も、この前の2,3作は読んでいないので、 ボッシュの奥さんの話に衝撃を受けてしまいました。

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