2018/11/06(火)23:48
空を駆ける 第四回 梶よう子(小説すばる11月号)
小説すばる 2018年11月号
空を駆ける 第四回 梶よう子
小さな手。小さな足。
豆粒のような足指。
母とともに京から会津に向かう途中、
カシに妹ができた。
(小説すばるより転載)
若松 賤子(わかまつ しずこ)の幼少の話が
続きます。
鳥羽伏見の戦いのため、
京都から、
故郷の会津に帰るカシと母。
途中で母が子供を産みます。
休んでいけ、という忠告も聞かず、
駕籠で会津までの長距離を旅します。
想像を絶する旅ですね。
それでも無事に会津に着けるから
大したものです。
行方不明だった父も帰ってきて、
会津で家族が揃う。
しかし、新政府軍が会津に迫ってくる。
ううん、この後は益々辛い展開になりそうですね。