三つ子の活字中毒百までか?

2020/10/05(月)20:50

明の日 降田天(小説すばる10月号)

小説すばる2020年(175)

小説すばる 2020年10月号 明の日(あけのひ) 降田天 <未来ドア>って知ってる? 自分の未来の姿がわかるんだって・・・。 (小説すばるより転載) 地下鉄S線内殺傷事件に係わった人々の その後を描く連作。 今回は、小説すばる6・7月合併号に掲載された 「顔」という話の続編になっています。 元テニス部の池渕と、元報道部員の野江が 「未来ドア」という都市伝説のような噂を 追いかけます。 テニスで挫折している池渕も、 地下鉄S線内殺傷事件でトラウマをかかえる 野江も、悩みが深い。 果たして「未来ドア」とは本当なのか? 未来ドアの本質を見抜く野江ですが、 それは良いことなのか、悪いことなのか 判断が難しいところ。 しかし、この噂を追いかける中、 二人とも、少し前に進めて それはとても良かったのではないでしょうか。 都市伝説の中には、 こういうものがあっても 不思議ではないですよね。 毎度の事ながら、 意外な展開が面白かったです。

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