三つ子の活字中毒百までか?

2020/12/01(火)22:40

累々 第四回 松井玲奈(小説すばる12月号)

小説すばる2020年(175)

小説すばる 2020年12月号 累々 第四回 松井玲奈 美大時代、なかなか実らない ハジメ先輩への恋。 いよいよ小夜の過去が明らかに・・・。 (小説すばるより転載) 二十三歳の小夜は、同棲している彼氏の葉さんに 突然プロポーズされ困惑する。どうして自分が 結婚を受け入れられないのかもよくわからない。 しかし、親友・深鈴の言葉や様々なきっかけで 結婚に前向きになることができた。 というのが前回までのあらすじ (小説すばるの転載です) 美大デザイン科の二年生の時に ハジメ先輩と出会って あっというまに恋に落ちた。 しかし、先輩に思い切って告白したら、 「特定の人とは付き合わない」 と言われて振られてしまう。 といいながら、 突き放さずに、一定の距離をもって 小夜と一緒に居る先輩とは? 美大が舞台だけに、 一癖も二癖もある人物ばかり。 青春時代まっさかりの恋愛小説のはずですが、 松井玲奈さんが書くと 全然キラキラしておらず、 むしろ嫌なものを見てしまった感じ。 恋する小夜は一途ですけど、 先輩のキャラはつかみどころがない。 ズルイ男だと思って読んでいましたが、 先輩には先輩の事情があり、 難しいものだなあ、と思ってしまいました。

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