2012/03/08(木)01:43
サインボトル
ブルゴーニュとボルドーを比べるとブルゴーニュの方が高く感じることがある。
そこには、需要と供給の仕組みがある。
ブルゴーニュは日本の農家のように一軒一軒自分の畑を耕してワインを造る。
ボルドーは企業。大企業もあるが、中小企業が過半数を占める。
ボルドーとブルゴーニュは世界的に見ても、フランスを代表する2大産地である。
葡萄をブレンドするボルドーと単一品種を極めるブルゴーニュ。
あまりに対極的なワインだが、どちらのワインも人気が高く甲乙付け難い。
さて、タイトルにあるサインボトルだが、
今回のワインがそれにあたる。
生産者(醸造長)自ら筆をとり、ワインにサインを入れてくれるのである。
主に、来日された際、インポーターや小売店の希望により叶う企画物である。
先に述べた、希少性優位なブルゴーニュにして+αサイン入りとなると
ファンは堪らない。通常だと手を出さないボトルでも購入の検討に入ることもある…。
購入の機会はネットショップなり、有力ワイン取扱店なりの情報に目を見張っていれば
いずれ訪れるであろう。いずれなので、目にしたら買いたくなるのである。
と言うものの、購入できた喜び・満足感に浸り、いざ抜栓
飲み終えると、それは ただの空き瓶である。
ごみである。
収納場所に困り、ごみ回収日に他の瓶と共に捨てられるのが落ちである。
シャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェ ACムルソー 2002
5,6年前にカーヴドリラックスにて購入
サインボトルということで、飲む機会を逸していた。
美味しく飲めたが、ギリギリ感は否めない。飲み手の判断によるが私はセーフ