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ワタクシ、花屋で働くようになって早くももう3年もたってしまいました。
相変わらず、ろくな花束もつくれず、四苦八苦しながら仕事に励んでおりますが・・・ 世の中、不景気だ不景気だと言いながらも 「そーんな事ないもんね」っていう方も結構いらっしゃるもので、 いまワタクシがやっている花屋っていうのは 人が生きるために必要な「衣・食・住」には直接関係がなくて、 「まぁお花がなくても生きていけるもんね。生活できるけんね」というものだんだけど これまた売ってるほうも「ぶっくり」するぐらいに花を買っていく人が いるのですよ。世の中には・・・ 毎回来るたびに2万円くらい買っていってくれる方が数名。 昨日きたお客様もつい半年前くらいから常連さんになってくれたご夫婦なのですが あっという間に6万円分のお花を買ってゆかれました・・・ 接客している方も「うーん、オソロシイ・・・このご夫婦は毎日何をタベテいるのだろう・・・」 と興味津々になってしまひます。 で、昨日は自宅用に洋蘭の鉢を4鉢お買い求めになられたので、国立まで配達に。 以前にも配達で3回くらい行った事があるんだけども、新築のお家で これまたこぎれいなカンジ。 「では、以上で配達分はおろし終わりましたので・・・」 と作業の終了を告げると奥様が 「お茶をいかがですか・・・」というので「はい、いただきます」とソッコーで答え、 仕事中でありながらもお家に上がらせていただき、お茶会開始。 まずは席に着く前にお宅拝見。そもそもご夫婦でお花好きなので 家の各所に置かれたお花とその解説 (↑まぁ、全部自分が売ったヤツだから知ってるんだけどね・・・しかし部屋に飾られるとこれまたステキ。) 玄関に胡蝶蘭と洋蘭3鉢、 階段にデンドロビュームとシンビジュームという洋蘭5鉢、 寝室にシンビジューム2鉢 リビングにシンビジュームとエピデンドラムという洋蘭とその他の蘭が4鉢。 プラース。今回の洋蘭4鉢。 がーっ!全部で18鉢だよぉぉぉぉぉ。 でもおそらくまだ他の部屋にもあるはずだ・・・ おぉ、なんまいだぁなんまいだぁ・・・ 一般庶民からすると考えられない数でしょ? あーた18鉢ですよ、じゅーはっぱち。 しかも、先日配達で自宅まで持っていった洋蘭4鉢は 「すごく珍しい蘭が入荷したのでいかがでしょうか?」と 電話で「ご来店してくだいねコール」をしたのですが 「あっ、はいわかりました!今日は主人がいないんですけれども とりあえず全部いただきますのでお持ちいただけますか?」 といわれてこちらもぶっくり。おもわず 「ご覧いただかなくてもよいのでしょうか?」 とたずねてしまひました・・・ ・・・で即買いですよ。 私どもと次元が違いますな。 もうね。気持ちがデカイ。デカ過ぎ。 豊かだとはこのような方のことをいうのですわ。 しかし、「あなたが勧めてくれるのだから・・・」というのは 花屋冥利につきますな。本当に感謝でゴザイマス。 で、一通りお花の解説が終了し、リビングへ。 こちらのお客様はご夫妻と娘さんがお2人の4人家族。 なので、ご主人が男性ひとり。 お仕事は水産関係で、海外に行くことが多いということもあり、お土産の置物などもこれまた一級品である上に見たこともないものばかりなのですた。 しかもこれらの珍しい上に価値のある品々の貴重性を共感できる仲間(男性ね)が家にいないもんだからご主人、もう説明もフルパワー。 まぁ、どんなものかといいますとですね。 1、15センチくらいあるカブトムシの昆虫標本(←これねー。まーっつたく見たことないよう形の上、とにかく巨大。なんか新型の仮面ライダーみたいなカンジでした。しかも最終的にはお土産でいただいちゃいました・・・しかも4匹分。さらにアマゾンの蝶たちの標本も全部で20匹分くらいも・・・) 2、アイスランドで買ってきたアンモナイトの化石。(←化石20種類くらい・・・) 3、一角鯨の角。(←200本ある角の中から厳選した一本を買ってきたとの事・・・2メートル近くあった。) 4、木彫りのライオンレリーフ(←普通の木かと思ったら、木の化石状になったものに彫りこんであるもので、南米だか北欧だかの博物館に展示してあるものを2週間通い詰めて譲ってもらったらしい・・・すげー・・・っていうかいいのか?) 5、原人レベルの方々が使っていた矢じり(←こういうのって個人で持っていていいのだろうか?) と、まぁ、これはもう博物館です・・・他にも世界の貴重なのであろう民芸品や工芸品がでるわでるわのお宝ばかり。しかも「男のロマン系」の品々ばかりで出張お宝鑑定にきたビシバシステム住田君(←わからんだろうね・・・)のように大興奮。魂がシェイクされまくりでした。 次回おじゃました際には、最大のお宝でいらっしゃる、ふたりのムスメさんを見せていただきたいなぁ・・・ ナンテネ。てへ。 合掌 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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