カテゴリ:日本酒用語辞典
・精米歩合とは
白米のその玄米に対する重量の割合をいいます。 精米歩合60%というときには、玄米の表層部を40%削り取ることをいいます。 米の表層部には、たんぱく質、脂肪、灰分、ビタミンなどが多く含まれ、 これらの成分は、多すぎると香りや味を悪くします。 ・麹米とは 米麹(白米に麹菌を繁殖させたもので、白米のでんぷんを糖化させることができるもの)の製造に使用する白米をいいます。 なお、特定名称の清酒は、麹米の使用割合(白米の重量に対する麹米の重量の割合をいいます。)が15%以上のものに限られています。 ・醸造アルコールとは でんぷん質物や含糖質物から醸造されたアルコールをいいます。もろみにアルコールを適量添加すると、香りが高く、「スッキリした味」となります。 さらに、アルコールの添加には、清酒の香味を劣化させる乳酸菌(火落菌)の増殖を防止するという効果もあります。 吟醸酒や本醸造酒に使用できる醸造アルコールの量は、白米の重量の10%以下に制限されています。 ・吟醸造りとは 吟味して醸造することをいい、伝統的に, よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、かすの割合を高くして、特有の芳香(吟香)を有するように醸造することをいいます。 吟醸酒は、吟醸造り専用の優良酵母、原料米の処理、発酵の管理からびん詰・出荷に至るまでの高度に完成された吟醸造り技術の開発普及により商品化が可能となったものです。 ランキングに参加しています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年01月26日 00時50分10秒
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