カテゴリ:日本酒用語辞典
日本酒はモロミを搾ってできますが、
そのモロミの元になるのが「酒母(しゅぼ)」です。 「酒母」は現在ではほとんどのお酒が「速醸(そくじょう)」と 呼ばれる既成の乳酸菌を添加し、15日ほどで完成させる方法を取ってます。 これに対して「山廃仕込み」は、 蔵付きの乳酸菌を自然に取り入れて酒母を育成する 古くから伝えられた伝統的醸造技術です。 よりおいしいものを造り出すために 通常酵母の2倍以上の手間と日数をかけてゆっくり育てます。 こうして造られた山廃酒母は、 力強い働きをするために日本酒本来のキレとコク、 そして奥行きのある旨味をかもし出します。 同じお米や精米歩合である場合、 速醸タイプと比較してより味に幅のある旨味を 持った酒質と味になりやすいです。 山廃仕込みのお酒は、ぬる燗で飲むと芳醇な味わいが 引き立つとされています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年02月09日 03時39分04秒
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