厚生年金保険の保険料率改定
平成16年の年金制度改正で、厚生年金保険の保険料率については、平成16年10月分から毎年0.354%ずつ引き上げられ、平成29年9月以後は18.3%に固定されることになりました。これにより、今年も平成18年9月分から厚生年金保険の保険料率が次のように変更されます。<平成18年8月分まで> 14.288% ↓<平成18年9月分から> 14.642%この保険料率は「平成18年9月分(同年10月納付分)から平成19年8月分(同年9月納付分)まで」の保険料を計算する際に用います。また、厚生年金基金に加入している場合の保険料率は、基金ごとに異なりますので、基金の掛金と併せ加入している厚生年金基金にご確認下さいね。9月の社会保険料は算定基礎届で決定された標準報酬月額を反映させる必要もありますので、10月支払いの給与計算をする際には「(健康・介護・厚生年金保険の)標準報酬月額」「厚生年金保険の保険料率」の2点に注意して、正しく保険料を控除しましょう(保険料を当月控除している会社は9月支払いの給与計算)。更に、賞与にかかる保険料率も同様に変更となりますので、9月1日以降に支給する賞与については新しい保険料率を標準賞与額(賞与額から1,000円未満の端数を切り捨てた額。上限150万円)に乗じて算出・控除して下さいね。