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2006/08/02
カテゴリ：火サスシリーズ
８月最初の水曜日。
ばんばんバカンス真っ盛り。 でもここ水道屋には夏休みなどありません。 梅雨が長引いたためすっかり工事の計画が狂ってしまったのです。 ここまでのあらすじは７月２６日の日記より過去ログをご覧ください おととい、事務員が出勤したとき社長宅の玄関には マダム干し柿のスリッパがありました。 どうもお出かけした様子です。 社長室に行くと来客中でした。 信金マンです。 とりあえず満面の笑みで社長と信金マンに朝のご挨拶をしました。 その日の事務員は、レディースデーが終わり 女としていちばんコンディションのいいときでした。 「おはようございます♪」 ちょっと過剰サービスと思えるほど愛想よく振舞っていました。 そのとき、カバの目に  欲望の炎が見えたのは気のせいではなかったようです。「あいあいぜっとさん、 あとで打ち合わせをしましょう。」 火曜サスペンス劇場「事務員は見た！！」 ※ 水曜日、今日は青森、ねぶた祭りだそうです ３０分後、信金マンが帰ったあと 打ち合わせ と称してシャッチョゥさんが電算室を訪れました。 社長は仕事の話を一言二言したあと、 「今夜、食事に行きませんか？」 と誘ってきました。 前回お断りしたのに懲りないカバです。 「息子の食事の支度があるので 急にはムリです。」 そう言う事務員に 「実は今日、家内が旅行でいないのです。」 と言い、 「息子さんの食事の支度をしたあと、 行けませんか？」 としつこく誘います。 干し柿がいないからって 事務員を誘わないでください！ 事務員も負けじと 「でも今夜は息子の友達が遊びに来ているので 食事の支度と見張りをしなければなりません。」 と言いました。 事実、実家に行っていたはずの息子は 家に帰ってきて友達と遊ぶことになったのです。 子供だけで長い間留守にしてると何かと不安です。 そう説明すると 「じゃあ、いつならいいんですか？」 社長、キレたようなちょっと強い口調で切り出しました。 事務員、 「当日はムリです。 早目に言っていただければ調整できますが。」 と言いましたが、今日のシャッチョゥさんは引き下がりません。 「家内はなんだか急に旅行に行くといって 出かけたんです。 『あ、そう。行ってきてください。』 と送り出しましたが。 だから早目に言えなかったんですよ。」 泣きそうな顔をして事務員に訴えるシャッチョゥさん。 さすが干し柿。 長年ひとり身の女性だけあって 仕事を辞めたかと思えば急な旅行。 羨ましいくらいの自由人です。 しかもシャッチョゥさんに夏休みはないのに。 社長は続けます。 「誰と行ったんだか。 何もわからないんです。 あのヒトはそういう 気ままなヒトなんですよ…」 事務員も少し同情しました。 「そうですか…それはお淋しいですよね。」 すかさずシャッチョゥさん、 「いやぁ、淋しくなんてありません。 じゃあ、いつにしましょう。 早目にとは、どれくらい前ですか？ １週間前なら大丈夫ですか？」 事務員、こんな方初めてです。 夜の蝶々として飛んでいたときも しつこく食事に誘われましたが 今度とおばけは出たことない というくらい 断られたら次はない と思うのがフツウの男性だと思うのですが、 社長には通用しないようです。 火曜サスペンス劇場「事務員は見た！！」 ※ 水曜日、来週は事務員、お休みをいただきます 結局、社長は逆ギレ気味で 「じゃあ、この次は早目に誘いますから 行ってくれますね!?」 とダメ押ししてきました。 朝から 打ち合わせ と称した拷問にあった気分です。 コレは絶対、干し柿への怒りを事務員に向けた やつあたり なんです。 なんで事務員がこんな不快な目に合わなきゃいけないの!? 今頃干し柿は気ままにバカンスを楽しんでいるかと思うと 事務員、軽い殺意を抱きました。  イメージ画像おっと危ない。 事務員が真犯人になるわけにはいかないのです。 事務員はシャッチョゥさんをお守りするために出勤しているのですから。 でも時々、このバカ夫婦を鈍器で殴ってやりたくなります。 干し柿は誰とどこへ行っていたのでしょう。 結婚してふたりで迎える初めての夏。 休みなく働いている夫を置いて… 妄想中…妄想中…妄想中…妄想中… ま、まさか… 男の影が!? あぁ～～～ 妄想事務員には 犯罪のニオイがプンプンします… でも、今日は何食わぬ顔をしてフツウに主婦している干し柿でした。 また来週～   ←応援クリックプリーズ (-m-)パンパン アガレマスヨーニ♪ ←コチラもお願いします♪八(^□^*) タノム!!コメント書いていただけると嬉しいな♪ お手数お掛けしました。いつもありがとうございます♪ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2006/08/02 12:55:13 PM
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