隠者の遠近見聞回想録

2011/01/28(金)17:21

百才は一誠に如かず。

 不動産の営業は、「口八丁手八丁」のイメージがあるようだが、 しかし、それは、ホンの一部であり全部ではない。 そのような営業では、営業マンとしての寿命を縮めることになる。 この「口八丁手八丁」という言葉のもつイメージが、「無責任、怪しい、信用できない」などと同義語となっているからなのだが・・。 最強の営業は、実は、最強の聞き手なのだ。 人間は、ほとんど例外なく、自分のことを話したい欲望をもっている。 自分ことを話すのに、話し上手もいれば話し下手もいる。 その両方の話を、よくヒアリングできる資質が不動産営業には必要だ。 「聞き上手」になるには、至誠の精神が必要だ。 相手に対して、誠実な関心をもち、その関心を相手に感じさせることだ。 それは、テクニックではない。 人間性そのものが、みごとに表出されるところだ。 百才あるものは幸いだが、それは一誠にかなわないことを知るべきだ。

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