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遅くなりましたが3月6日の一般質問の質疑の要旨のつづきです。
日田市の観光の目玉の一つである豆田地区は、江戸時代以降に建てられた建築群が現存し、平成16年には国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。 伝建地区では住民が暮らしながら伝統的建造物群を保存することが前提となっており、地元住民が市町村と協力の上で主体的に保存活動を行える、とされています。 そのような中、今年度市が発注した旧古賀病院と旧船津歯科の二つの市発注の工事については最初の入札が成立せず、再度入札を行ってようやく施工業者が決定しています。 施工業者は経験のある7社の指名入札となっていますが、不落となる原因のひとつに、市の文化財修復工事に対するとらえ方の問題があるように思えてなりません。 [質問] 日田市が発注する文化財修復工事はどのようなコンセプトで行われているのか? また、入札不調の原因は? [教育次長] 専門家の意見や記録を基に復元的修理をすることを目指している。 入札については流通単価で見積っていたことなどが不調の原因である。 [質問] 工事内容について周辺住民に対して周知不足で、工事が止まったことについてどう考えるか? [教育次長] 地元説明は行ったが、周辺住民に情報が届かなかったことは反省している。 今後は細心の注意を払って情報提供していきたい。 [質問] 民間所有の文化財建物の修復の順番の決め方について、所有者が不透明だと感じているようだがどう考えるか? [教育次長] 民間所有の建物の修復希望者が多いのに対して予算が少ないので順番を決めて対応している。所有者から見て順位の決め方の根拠がわからないという声を聞いているので、今後方法を検討したい。 (以上、要約終わり) せっかく伝建指定まで受けたのに、市が業者泣かせの対応をして市の仕事をする業者がいなくなったり、市と住民の意思の疎通がうまくいかず、文化財の保存事業が思うように進まなくなるようなことがないように、今後より良い方法を検討していって欲しいと思います。 (写真は豆田上町) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年03月14日 00時40分12秒
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