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カテゴリ:破滅しない経済・経営へ
短期の仕事を繰り返すフリーター・契約社員など有期雇用者の正社員化について
厚生労働省は来年、通常国会に提出予定の労働契約法の案から正社員化を促す規定を削除してい た。労働契約が一歩前進化と思っていたら、足踏みしている。 厚生労働省は経済界が業務の繁忙、閑散の応じてに対応できる有期雇用は絶対に必要という声に気 兼ねして削除した。 厚生労働省はパート労働法の改正ではパートの正社員化を打ち出す。 フリーターや契約社員などの正社員化には手をつけない。政策の整合性が問題になる。 このねじれ現象はどうして起こるのか。 定年まで期限なく働く正社員と契約期限のある非正社員がいる制度がちょっとばかしおかしな気も する。 公務員がいい例だ、病欠で年に数日しか出勤していないのに給料(俸給)を貰っている。 病名を変えて何年も繰り返しても退職させない。 定年まで雇用が続く、一方、都合でいつでも、退職させられる非正社員がいる。 本来は、雇用者側と労働者側が対等に契約をして、仕事の内容、賃金、雇用期間などを決めて 働けられるようにする。その監視役が厚生労働省の役目のような気がする。 パート労働法でパートの正社員化を義務付けている。 パート社員はほとんど有期社員であるので有期契約を見直さなければ実際に法が出来ても パート社員の正社員化は進まない。絵に描いた餅である。厚生労働省はこれが狙いなのかも、 きちんとルールは作りましたよ、後は皆さんでやってくださいよ。 有期雇用は厚生労働省のなかでも担当が違うので新契約法では打ち出せないですって、 法の整合性が出来ない限り、抜け穴は出来てしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月25日 08時50分43秒
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