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愛犬問題 犬の身になって考えてみよう

★★★★★ 亡き愛犬の追憶

hasirukoinuanima.gif 犬の死と追憶 亡き愛犬も千の風になって山野を駆け遊ぶ! より全文転載

 愛犬の登山技術 高山200回以上の教訓は初代パピヨン登山犬のチビちゃんとの登山を記述したものだ。体重わずか3,5kgのチビちゃんとの楽しい高山登山の経験が元になっている。
 富士山頂上にも別ルートで3回、日本第二の高峰北岳にも一緒に登った。車中泊で早朝出発し、山小屋に泊まらずに日帰りした。上記ホームページに詳記してある。

 多くの登山愛好者から、犬と登山を楽しむのに、これ以上の注意事項はない、犬との登山で注意すべきことはすべて網羅されていると賛同されている。


 登山途中、下山者と1分以上は立ち話ができなかった。60秒を過ぎた頃には吠え出した。早く頂上にいこうと促す。下山者も理由を知って笑い出した。

 初めてのどの山でも、頂上では喜んで遊んだ。そこが目的地だとわかっていたようだ。他の登山者の記念写真にも参加してポーズをとって喜ばれていた。

 吠えることが、あと一つあった。他の登山者に追い越された時だ。追い越されるのは登山犬のメンツにかけて、くやしかったようだ。「もっと早く歩けないのか」と飼い主を叱咤するように後ろからついてきながら、しばらく吠えたり、クンクン言っていた。

 会話はすべて普通の言葉だった。ワンワンだけでいろんな意思疎通のできるパピヨンだった。心が通じた。
 返事がないのはノーということにしていた。登山中に「水いる?」とか、「水!?」とか聞く。返事がないとあげなかった。高山では水は貴重だ。人間社会にとけこんだ利口な愛犬だった。


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日本第二の高峰 北岳より望む八本歯ノ頭



hasiruanima.gif その愛犬のチビちゃんがいなくなって、やがて4年にもなるのに、いまだに心の奥の悲しみは消えない。折にふれ、瞼がくもる。

 テレビを何気なく見ていたら、秋川雅史が「千の風になって」を朗々と歌った。

 そうだ、愛犬のチビちゃんは庭の灯篭の下に寝ているのではなく、一緒に登ったいろんな高山を駆け巡って遊んでいるのだと思った。早速、CDを買ってきた。

 CDを聴きながら、チビちゃんとの登山中のいろんな出来事を思い出すと、また、目がかすむ。もう一度一緒に山に登りたい思いが強くなる。

 犬は飼い主によっては人生の友であり、伴侶であることもある。その愛犬の死は、どの失恋の苦しみよりも、どの肉親の死よりも大きいことをあらためて実感している。

 愛犬が無言で与えてくれる心の癒しは、計り知れないものがある。14才まで標高3,000m級の高山に登り、15才で急死したときはショックだった。風呂上り後に急変し、腕の中で息を引き取った。応答のなくなった愛犬に言えた言葉は、ただ「ありがとう」、「ありがとう」の繰り返しだけで、頭の芯まで痛くなった。
 
hasirukoinuanima.gif 容姿は平凡な犬だったが、自他共に認める名犬だった。いつでも、何処でもノーリードだった。銀座、新宿、吉祥寺などの雑踏も左後ろから付いて来た。しつけたのではなく、自分で歩きやすいとわかったようだった。

 大型スーパーの入り口で分かれ、買い物が終わる頃には出口の横におとなしく座って待っていた。他人が抱き上げようとすると、その腕からするりと抜けていた。他人に抱かれるのは警戒していた。

 チビちゃんが永眠している庭の灯篭に向かって言う言葉は、今でも、「ありがとう」の言葉しか思いつかない。心の奥の深い思いは言葉にはできないものだとあらためて思う。

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 犬とは不思議な生き物だ。急死して5年半にもなるのに心の奥の悲しみは消えない。
灯篭の下の遺骨を掘り出し、洗骨して、腐らない綺麗な容器に入れて新しい墓に納骨した。
飼い主の爪と髪の毛も小瓶に入れて、「いつまでも一緒だよ。」と同棺した。 

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西東京市の住宅街の狭い庭にリビングからよく見える場所に立てた石塔

 関連ホームページ
          愛犬の登山技術 高山200回以上の教訓



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