
犬を怖がる家族が近隣の新築家屋に引っ越してきた。5~6歳の男の子が、10m以上も遠くを歩いている子犬を見つけると、驚愕の大声を出して、屋内に駆け込む。猫よりも小さい体重2.7kgの子犬だ。
ノ-リ-ドなので、ほかの子供達は子犬を見ると、「パナちゃんだ~。」と言って、追っかけたり、抱き上げたりしてよろこんで遊ぶのに、その子だけは怖さで身が震えているのではないかと思うほど怖がる。直ぐに子犬を呼び寄せ、抱き上げることにしている。犬好きな子供たちは不服そうな顔をする。
犬を怖がる原因は大別して二つある。
その一つは、ホモサピエンスのヒトが太古より引き継いでいる動物恐怖症の遺伝子のDNAに由来するものだ。ヒトは太古の昔、凶暴な動物から逃げ回っていたからだ。
その遺伝子の濃淡がヒトによって違うようだ。
また、その遺伝子の影響は成長とともに低減するのが普通だ。子供が犬を怖がる割合よりも、大人のそれは少ない。
犬を怖がる原因の二つ目は幼児期や成人する過程で、犬によるショックを受けたことだ。そのショックが大きいと、それがトラウマ(心の傷)になり、いわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)になる。
地下鉄サリン事件後、地下鉄に乗れなくなった被害者と同じような心的現象だ。
犬恐怖症の人は犬の大小にも、おとなしいかも関係ないのだ。犬だから怖いのだ。そのことは愛犬家が十分に認識しておいた方がよさそうだ。犬をその人から遠ざけるのが最良の配慮なのだ。
犬恐怖症の治し方については、通常のHP【犬恐怖症の人への配慮とその治し方】に記述。
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