ウサギは屋内では放し飼い。一階、二階と飛び回って遊んでいる。愛犬のパピヨンよりもはるかに敏捷だ。パピヨンは敏捷な犬種だが、ウサギの敏捷性にはおよばない。
追いかけっこして、ウサギが二階に駆け上がる速度は秒速だ。パピヨンはいつも一階で見送ることになる。
そのウサギは公園では放し飼いができない。というよりしない。リ-ドをしている。逃げ出したら連れ戻すのに苦労しそうだからだ。
享年15年40日だった初代パピヨン登山犬も現在の二代目も特別な場合以外はノ-リ-ドだ。銀座、新宿などの雑踏をもぐり込むように進む。振り向いて飼い主を確認し、また進む。リ-ドがあると、雑踏は歩けない。リ-ドが絡まり危険だ。山では、勿論、ノ-リ-ド。
街や公園でノ-リ-ドにするにはしつけが不可欠だ。
しつけができてなくてノ-リ-ドにしたら、大変だ。
他人に危害を加えるおそれのないかわいいウサギをノ-リ-ドにしないのは、しつけができてないからだ。「おいで」といっても通じないからだ。
犬も同じだ。公園で「帰るよ」といっても無視されたら、追いかけっこで捕まえることになる。
公園でもしつけの悪い犬は歓迎されない。臆病すぎたり、攻撃的な犬だ。他の犬に慣らすように訓練した方がよい。
一般に、公園につれてくる犬は皆、しつけがよくおとなしい。喧嘩声は殆ど聞かない。聞くのは、じゃれたり、喜んで発する声だ。犬同士、皆、嬉々として遊んでいる。
たまに、大型犬がノ-リ-ドで子犬たちと仲良く遊んでいるのを見ると、のどかで自然だと思う。
半世紀ほど前は日本も犬は放し飼いが普通だった。のどかで、犬による傷害事件など聞いたことがなかった。
オリンピックを開催したアテネは犬は放し飼いであり、街には飼い主のいない犬も多い。捕獲して狂犬病の予防注射をして新しい首輪をつけ、また、放す。殺すことはしないとNHKが放映している(2004.8.10)。
囲碁に「金持ち喧嘩せず。」という格言がある。優勢の場合は喧嘩碁はしない方がよい、攻撃的なことはしない方がよいという意味だ。
犬の場合も、攻撃的であったり、人身傷害事故を起こすような犬はストレスが溜まっている犬だ。人間と同じだ。
公園で犬による重大な人身事故があったという報道は聞いたことがない。公園につれてくるような犬は皆かわいがられており、ストレスが溜まってないのだ。
欧米の文化先進国の犬の飼い方の基本は放し飼いだ。日本も文化先進国の仲間になりたいものだ。
30年ぶりに改正改名され、平成12年に施行された動物愛護法はその潮流に乗ったものだ。
犬と人間との歴史は有史以前から続いている。犬は悪い動物ではない。人間に忠実な仲間だ。人によっては人生の良き伴侶だ。
できるだけ自然にその習性を生かした飼い方をしてあげたいものだ。それが動物愛護法の趣旨にもかなうし、愛犬も喜ぶ。
子犬のしつけと訓練 うさぎの飼い方や問題点については、このHPに記述してあります。ウサギの写真にコメントが付いています。
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